国会議員が今年4月の改正健康増進法の全面施行以降も法で禁じられた議員会館の事務所(自室)での喫煙を続けている問題が波紋を広げている。橋下徹元大阪市長らがツイッターで「議員特権」と怒りの声を上げたのを機に、インターネット上で批判が拡散し、内外から調査を求める声が上がる。しかし、与野党幹部らは静観の構えで、国会の自浄作用が問われそうだ。 「これ(報道)が事実なら、議員て何のためにいるんだろ?」。橋下氏は14日、問題を取り上げた同日の北海道新聞の記事を読んでツイッターで反応。「おまえらは特権階級か! 役所が禁煙ならまず議員こそが禁煙だろ!」と指摘した。