同い年のカリスマがHIPHOPというイカれた世界への扉を開けてくれた。 15の時初めてのクラブ。騒ぎ倒すイカツイ大人達にビビりまくった。 高校時代はツレがラップを始めてクラブに入り浸った。 イベントも沢山やった。 CDも出した。 ラジオもでた。 女ともやりまくった。 クルマに乗るようになって毎週通った名古屋。 そこで出会う強烈な男たち。 格の差を目の前で見せつけられるうちに、自分に引け目を感じるようになった。 同じ頃、初めて『闇』が襲ってきて、自分というものを一度捨てることになった。 そこから一つずつ一つずつ新しい自分を積み重ねた。 見栄やプライド、偏った価値観は捨てれるだけ捨てた。 それでも残ったのが今の自分。 どれもこれも今となっては楽しい思い出。 でも20年以上経つとどうしても記憶に陰りが見えてきて、きっかけがないと楽しかったことも思い出せなくなってくる。 でも”きっかけ”は案外近く