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ブックマーク / number.bunshun.jp (6)

  • 日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)

    Number最新号「新しい金メダリストのつくり方」では、スケボーの堀米雄斗を筆頭に新しいタイプのアスリートの「育ち方」を大特集。その特集内で、2つの日本代表チームで世界を驚かせた2人の“鬼コーチ”による対談が実現した。男子ラグビーのエディー・ジョーンズと、女子バスケットボールのトム・ホーバス。強烈な個性を持つ名将同士が語り合った記事「日人よ、“悪魔”を解き放て!」について、司会を務めた生島淳氏が綴った。 エディーとトム。 11月から始まるテストマッチに備えてイギリスにいるエディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表HC)と、アメリカに帰国していたトム・ホーバス氏のふたりの対談が実現したのは、オンラインのおかげである。コロナ禍の前だったら、企画として思いつかなかったかもしれない。 このふたり、面識はなかったにもかかわらず、挨拶を終えると、いきなり話が転がり出した。 まず、エディーさんが問う。

    日本人がやりがちな「根性練習」「長時間練習」の大問題…バスケとラグビーで日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が語る(生島淳)
  • 千葉雅也が考える身体と精神のいま。「効率よく金を稼ぐ体」から離れて。(八木葱)

    身の回りで起きた小さなことの話が、抽象的な論理につながっていく。千葉雅也氏の思考はとんでもなくスリリングだ。 これは1つのインタビューの中で登場した3つの言葉である。言葉の主は、哲学者・千葉雅也氏。 すぐには関係性を見つけることが難しいそれらの言葉は、時に理路整然と、そして時には大胆な連想のジャンプによってアクロバティックにつながれていった。 立命館大学大学院の准教授であり、いま日で最も注目を集める哲学者は、スポーツと哲学、身体と精神について何を語るのだろうか。 筋トレブームとネオリベラリズム。 ――お時間いただきありがとうございます。今日は千葉さんがスポーツや肉体についてどんなことを考えているか、という話をお聞きできればと思っています。 千葉 大きなテーマですね、でも話しているうちに色々出てくるでしょう。 ――その入り口として、千葉さんもかなり格的にされている「筋トレ」の話からスター

    千葉雅也が考える身体と精神のいま。「効率よく金を稼ぐ体」から離れて。(八木葱)
  • J3降格危機の新潟に現れた救世主。梶山陽平はピッチ内外で“つなぐ”。(塚越始)

    間もなくアルビレックス新潟のチームバスが出発しようとしていたとき、梶山陽平がNACK5スタジアムのロッカールームから出てきた。その右ヒザには、透明のテープで氷がしっかりと巻かれていた。 「久々に90分プレーできました。ここからです。コンディションもプレーの質も上がっていくはずですから」 J2リーグ29節の大宮アルディージャ戦、チームは5連敗目を喫し、新天地で初めて先発フル出場を果たした梶山は納得などしていなかった。ただ、何が新潟の課題で、どうすべきか、その90分間で全体像を把握したようだった。 「ビルドアップの時には、最終ラインのパス回しなど、もう少し簡単にボールを素早く動かすことをやっていかないと。サイドバックがフリーでボールを持っても、パスコースがなくなっている。早くパス交換していけば、スペースが空いてきます。そのボールを動かすスピードは修正点。 ただ、ビルドアップの課題はそれぐらい。

    J3降格危機の新潟に現れた救世主。梶山陽平はピッチ内外で“つなぐ”。(塚越始)
  • J空白県の青森ダービーに思う、英雄・柴崎岳と津軽vs.南部の誇り。(川端康生)

    青森にいる。ねぶたを見に来たわけではない。サッカーである。ダービーマッチにやってきた。 ちなみに、とりあえず「ねぶた」と書いたが、弘前では「ねぷた」という。五所川原では「佞武多」。それぞれにライバル意識も強いから、地元の人と話すときには気をつけないといけない。五所川原の駅前で口にすべきは、「あの異様に高い建物は何ですか?」ではなく、「さすが立佞武多。立派ですね」だ。 そこには地域の歴史と誇りが詰まっている。尊重しなければならない。 ヴァンラーレ八戸vs.ラインメール青森。 さて、サッカーの「青森ダービー」。 「?」という人のために簡単に説明すると、青森県内にはJリーグ入りを目前にしているチームが2つある。ヴァンラーレ八戸とラインメール青森である。 先行していたのはヴァンラーレ八戸で、2015年にはJFLで準優勝。「年間4位以内」の昇格条件をクリアした。ところがスタジアム基準を満たせず、ライ

    J空白県の青森ダービーに思う、英雄・柴崎岳と津軽vs.南部の誇り。(川端康生)
  • 「ベルギーの力は圧倒的、完璧」トルシエすらフランス不利と予想。(田村修一)

    アザール、ルカクらワールドクラスが協調性をもってプレーする。ベルギーのチーム力には世界が感嘆している。 もっと簡単なインタビューになるだろうと、当初は考えていた。フランスが勝ちあがったらその理由と、次の準決勝ブラジル戦に向けての展望をそれぞれの試合の後に聞く。だが、ウルグアイ戦でのフランスの低調なパフォーマンスと、ブラジル戦でベルギーの起こしたサプライズが状況を複雑にした。 グアダラハラ(プラティニのフランスとジーコのブラジルが相まみえた'86年ワールドカップ準々決勝。ワールドカップ史上最高の名勝負とも言われている)のような叙事詩的な余韻はないが、史上屈指の名勝負であることは間違いない。それほどベルギーが与えた印象は強烈だった。 ここに掲載するのは、7月6日におこなわれた、フィリップ・トルシエとの2度の電話インタビューのほぼ全文である。まずはフランス対ウルグアイ戦後だ。 フランスは規律にあ

    「ベルギーの力は圧倒的、完璧」トルシエすらフランス不利と予想。(田村修一)
  • オシム「サッカーの未来が分かる試合」クロアチアvs.イングランドの重要性。(田村修一)

    「日はどうなっているのか。また台風の犠牲が出たのか?」というのが、開口一番のイビチャ・オシムの言葉だった。 「台風ではなく豪雨ですが大きな犠牲が出ています」と答えると、「1日も早く復興して欲しいし、いつの日にかこうした災害の犠牲がなくなることを願ってやまない」とオシムは続けた。 今しがた終わったばかりのクロアチア対ロシア戦の興奮が冷めやらぬ私に、彼の言葉は冷水を浴びせかけたといってもよかった。クロアチアの準決勝進出をオシムも純粋に喜んでいるだろうと思いこんだのは、あまりにシンプルでナイーブであるといえた。 自分の立ち位置を常に確認し、言及すべきことに言及する。 サッカーに関しても、適切な距離感と客観性を決して失わない。 彼の言葉を聞いて、私も冷静さを取り戻すことができたのだった。 おもむろに彼は語り始めた。ロシア対クロアチアの準々決勝について、クロアチア代表というチームについて、そして次

    オシム「サッカーの未来が分かる試合」クロアチアvs.イングランドの重要性。(田村修一)
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