ケンタッキーダービー(G1)の入線直後、私は隣にいたツイッター好きな記者のほうを向いて、着順を投稿するのをしばらく待つように言った。現地で観戦していて、明らかに審議が必要な事象を目にしたからである。 最後の馬がゴールに到達するとほぼ同時に、当然審議のランプは点灯するだろうと思っていた。しかし1分、そして数分経っても、暗いままだった。 これは2019年のダービー直後の瞬間である。残念なことに、2024年のダービー直後の瞬間もこのように描写できた。 2019年の混乱は、審議が必要な事象があったのがはっきりしていたにもかかわらず、ケンタッキー州の裁決委員がレース直後に審議ランプを点灯させなかったことが一因だった。それから5年経っても、彼らは失敗から何も学んでいなかった。 2019年にはマキシマムセキュリティが残り500mの地点に差しかかったあたりで強引にレーンを横切ったことで、ウォーオブウィルの