14日、NHKにて「プロフェッショナル仕事の流儀 サイバーセキュリティー技術者 名和利男」が再放送されました(2015年9月放送のもの)。 サイバーセキュリティー技術者の中でも最高の技術を持つ「トップガン」と称される名和利男氏のお話し。年々巧妙化し、かつ悪質化しているサイバー攻撃に対応し、日本を守るすごい人。 再放送とはいえ、2chではかなりの盛り上がりに。「神回」の言葉にふさわしく、感心する人が多かったようです。
「プロ意識を持て」とか、「プロとしての矜持を」といったような言い回しがある。例えば会社で、仕事へのコミットが足りない社員を説教したりする際に、こういった表現が持ちだされたりすることがある。 この場合の「プロ」とは「プロフェッショナル」のことであると思われるが、じゃあ「プロフェッショナルとは何のこと?」と問うと、面白いぐらい答えはバラバラだ。僕は、こうやって曖昧なまま「プロフェッショナル」という言葉を持ち出すのには反対である。この言葉には、「社会人」という言葉と同じぐらいの曖昧さがあり、社員に理不尽な仕事を課す場合のワイルドカードとして使われることも少なくない。 実際、「プロフェッショナル」とは何なのだろうか。僕は以前、これについて色々と考えてみたことがある。その過程で、元マッキンゼーのコンサルタントである波頭亮氏が書いた『プロフェッショナル原論』という本を読んでみたりもした。 プロフェッシ
前回の「表現者の才能について考える」では、どんな人が突出した表現者になりうるのか? という話を書きました。 今回は、類まれなる表現者である糸井重里さんのスピーチから話をはじめてみたいと思います。 ■「普通の人以上に普通のことを考えられる」 先日、糸井さんは東京コピーライターズクラブでスピーチをされました(関連サイト)。その時の様子を引用します。 やればやるほど、普通の人になっていく。 それがコピーライターという職業じゃないかな、とこの頃思うようになった。 (中略) 普通の人以上に普通のことを考えられる。 今日いただいたホールオブフェイムは普通の人の証。 これをもってさらに磨きをかけた取り柄のない人になっていこうと思う。 いやあ、深いですね。 糸井さんはどう考えても普通の人ではないわけです。でも普通の人になっていくんだとおっしゃいます。結果についての説明でもあり、決意表明でもありそうです。こ
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