あぁ、きたか。「就社」と「就職」ネタ、そして、「社畜」ネタだ。非常に既視感がある。ここ数年、何度このテーマでコラムや本を書いてきたことか。もっと言うと、この議論、学生時代に死ぬほど議論したし、教授からもよくこの手の説教を聞いた。このたび、この関連で言うと、先日『普通に働け』(イースト・プレス)という決定版の本を出したし、新卒の若者がなぜ会社人間を目指すのか、厳しいと言われつつもそれでも就活するのかについては、11月にKADOKAWAから『「就社志向」の研究』という本を出す。まずはそれを読んでほしい。 なんてことを書くと、「ステマ乙!」と石を投げられるに違いない。真面目に書こう。『普通に働け』でも紹介したのだが、まずは次の文章を読んで頂きたい。 (前略) ……やっぱり多様な人間が生きている会社がいい。金太郎アメみたいな人間ばっかりだったら、そういうことはいくら辛抱したって起こらないから、起業