朝鮮高級学校に対する授業料無償化制度の適用をめぐり、大阪府が大阪朝鮮高級学校(東大阪市)で使用されている教科書が学習指導要領に準じているかどうかの“仕分け作業”をしていることが13日、分かった。9月中にも結果がまとまる見込み。橋下徹知事は府独自の授業料助成について「文部科学省に左右されることなく無償化の是非を判断する」との意向を示しており、仕分け結果などを受けて対応を決める。 府などによると、仕分け作業は朝鮮語の専門家や教育学の大学教授、府立高校の現職校長ら4人でワーキンググループを構成して実施。学校側から提供を受けた教科書を翻訳し、内容が学習指導要領に照らし合わせて適切かどうかを判断する。個人崇拝の記述や歴史教育の内容を調べているほか、現代朝鮮史などの授業も実際に視察したという。