ブックマーク / www.fuku-taro.net (11)

  • 活字漂流記 ①『ダンス・ダンス・ダンス(上)』 - 南風通信

    学生の時に読んだ村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読み返している。かつては、この作家の新刊が出るたびに単行を買って読んだものだが、いつ頃からかこの作家の小説を面白いと思えなくなった。最後に新刊を買って読んだのは「海辺のカフカ」だったろうか。 改めて読んでみると、ストーリーは全く覚えていなかったのだけど「いるかホテル」や「羊男」などのキーワードは朧気に覚えていた。中でも特に記憶に残っていたのは「高度資主義社会」という言葉が、作中に何度も出てきたことだ。 2019年の今、1988年に出版されたこの小説を読んでみると、ポップな幻想小説のようでいて、意外にも、当時の時代を的確に表した作品で驚いた。 思えば「ダンス・ダンス・ダンス」が世に出た年は、日はバブルの真っただ中だった。 この頃、まさに「高度資主義社会」を形成しつつあった日は(作中で言われるほど洗練されたものではなかったかもしれ

    活字漂流記 ①『ダンス・ダンス・ダンス(上)』 - 南風通信
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    xlab 2019/03/09
  • 冬から春へ - 南風通信

    【2019.1.23】 2017年10月から期間限定で運営された高知市のミニシアター「kinema M(キネマM)」が、一旦休館となりました。 最終日の夜、建物の正面のボードには、 「THANK YOU!  WE‘LL  BE  BACK  IN  2021」の文字が、並んでいました。そして、「MI・TE・RO・YO!」 カメラを構えていると、奥から kinemaMの代表で映画監督の安藤桃子監督が、ふらりと出て来られました。その瞬間をパチリ。 この映画館のお陰で素敵な映画に出会う事が出来ました。感謝です。 終わりは始まり。そして2021年にもう一度。 【2019.2.3】 釣れない釣り人の活動も始まります。2月の波介川は、まだ冬の表情です。 この日、今年最初の魚が釣れました。命のバスではなくニゴイ君でした。冷たい風に手がかじかむこの時期、オイル式の携帯懐炉が重宝します。 【2019.2.

    冬から春へ - 南風通信
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    xlab 2019/02/17
    おでんが最高に季節感を醸し出していますね・・・花より団子より(〃艸〃)ムフッ
  • 私的不定期名曲選⑮「この曲もえーやん!」/すべてのありふれた光 ( GRAPEVINE) - 南風通信

    GRAPEVINE - すべてのありふれた光 (Music Video) 2000年前後の事だったと思う。当時、大田区の大森に職場があって、毎晩その界隈を飲み歩いていた。まあ、あの頃はよく飲んだものだと思う。バカなお金の使い方をして良い気になったり、かなり危なかったなと、今になって冷や汗をかきそうな出来事に遭遇したりと、自分史の中の「無頼派気取りの時代」だった。恥ずかしい事に。 ある夜。たしか、京浜東北線のガード下のバーだったと思うが、カウンターで見知らぬ男と並んで酒を飲んだ。ぼくはたぶんもう何軒かをハシゴしてその店にたどり着いたのだと思う。そこそこ酔っていた。 気分が良かったせいもあって、その見知らぬ男に声を掛けたのが始まりだ。最初はお互いに「この店はよく来るんですか」みたいな当たり障りのない事を話したが、いずれ話題は音楽の事に落ち着いた。ぼくもその男もロックミュージックが好きだという共

    私的不定期名曲選⑮「この曲もえーやん!」/すべてのありふれた光 ( GRAPEVINE) - 南風通信
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    xlab 2019/02/10
    不思議なつながりって・・・あるものなのですね。(o^―^o)ニコ
  • 在台灣轉來轉去旅行⑥(たいわん うろうろ たび) - 南風通信

    【2018.8.21】① 朝目覚めて手元のリモコンでTVをつけると、台湾語が流れ出してきた。意味の全く分からないその音を聞きながら、ぼんやりと台湾にいるんだなあという事を確認する。 画面に目を向けると「台視財経」という文字が見える。並んだ数字の羅列はどうやら台韓貿易の推移のようだ。細かい事はよく分からないけど、台湾の景気が減速しているらしい。台湾語の女性キャスタ―の声を聞きながらベッドに戻り、またウトウトし始める。旅行に来て眠っていてはもったいないんだけど、ホテルのベッドって心地良いんだな。 今回の宿泊したホテル慶泰大飯店(ガーラホテル)は、MRT行天宮から徒歩2分の場所にあり、いつも利用しているお気に入りの足裏マッサージ店「活泉足體養身世界」にも近く、台北をウロウロするにはとても便利だった。 この日は、ホテルのレストランでコーヒーだけの朝を済ませて、さあ出発だー!と意気込んで出かけた。

    在台灣轉來轉去旅行⑥(たいわん うろうろ たび) - 南風通信
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    xlab 2019/01/27
    「美味しい」続きを期待いたしておりまぁ~す!(o^―^o)ニコ
  • 在台灣轉來轉去旅(たいわん うろうろ たび)① - 南風通信

    【2018.8.19】① <台湾が呼んでいる> 今年も台湾へ行くことになった。 夏休みが取れれば、近場でゆっくり体を休めたいなあと思うのだけど、一方で年に一度くらいは海外に行きたいなあとも思う。日語の通じない場所へ行くのはとても心地よいのだ。 ぼくは今まで、二度、海外旅行行った事がある。そして、その二回ともが台湾旅行なのです。どうやら台湾とぼくの相性は良いようで、滞在中は体を休めるどころかウロウロと台北の街を歩き回り、パチパチと写真を撮りまくるのに、逆に元気が湧き出してくる。日々の仕事で消耗してくると、あの香辛料の八角のような独特の匂いがしてくる街並みを歩きたくなってくる。 家人は若い頃に一年半くらいカナダに暮らしたことがあり、超が付くくらいの「カナダ愛」を持っている(もしくはカナダ馬鹿)。英語会話もそれなりにこなしてしまうので海外旅行の場面では随分頼りになる。海外でぼくは家人に「おんぶ

    在台灣轉來轉去旅(たいわん うろうろ たび)① - 南風通信
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    xlab 2018/11/10
    もう期待しかございません。お店のお写真・・・なんか昭和チックな感じがステキです。(* ´艸`)クスクス
  • 街の記憶 7 - 南風通信

    ブログに書こうとして、そのままになっていた写真達。すべてGRで撮影したものです。撮った人が忘れていても、カメラは律義に記憶しています。

    街の記憶 7 - 南風通信
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    xlab 2018/08/20
    ありふれた生活の匂いがする映像って面白いですよね。高知だから・・・ではなく、それが例え、何処であろうとも。
  • 本家よさこい参戦記2018② - 南風通信

    今年も燃え尽きました。 昨年と同じチームで参加しましたが、一日中踊り続ける踊り子たちは、また、昨年とは違った雰囲気を纏っていました。 祭二日目。ぼくらの演技の最後の最後、すっかり暗くなった商店街の演技場でライトに浮かび上がる踊り子の姿は、力強くもどこか儚げでに見えました。よさこいが終わると高知の夏ももう終わりです。 詳細はまた後日、書きたいと思います。 2018年よさこい大賞「ほにや」はこちら☟ ほにやはやっぱりスゴイ! www.youtube.com

    本家よさこい参戦記2018② - 南風通信
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    xlab 2018/08/12
    愉しみにお待ち申し上げております。
  • 「そうなが」を、なめたらいかんぜよ - 南風通信

    今年の7月24日で高知生活が丸2年を経過しました。初めて降り立った高知龍馬空港で、銅像の龍馬さんに迎えられた日からもう2年経つのかと、時の流れの速さを改めて思います。あとどれくらいの時間をこの愛すべき土地で過ごす事になるのでしょう。3度目のよさこいの練習もこれから大詰めを迎えます。 転勤でアチコチに暮らしていると、その土地の言葉に敏感になります。高知の人は、この地の独特の言葉を「高知弁」とは言わず「土佐弁」と呼びます。 「土佐弁」と聞いて、この地に赴任する際にぼくが思い浮かべたのは、映画「鬼龍院花子の生涯」での女優、夏目雅子の印象深いセリフ。 「なめたらいかんぜよ」 この語尾に用いる「ぜよ」は、いかにも土佐弁といった風ですが、今まで出会った土佐人で日常的に「ぜよ」を使うと答えた人は一人もいませんでした。 土佐の英雄、龍馬さんも「日の夜明けぜよ」と言っているのに「ぜよ」は、この地では日常的

    「そうなが」を、なめたらいかんぜよ - 南風通信
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    xlab 2018/08/11
    なぜだか ノブナガ― って読んでしまいましたながー
  • 私的不定期名曲選⑩「この曲もえーやん!」/サマージャム`95(スチャダラパー) - 南風通信

    スチャダラパー - サマージャム @ TAICOCLUB' 12 暑い日が続いていますね。手帳をパラパラと眺めていて、もうすっかり忘れていたけど、今年の1月はとても寒かったのでした。東京都心でも4年ぶりの積雪で、20cm以上積もったのでした。ここ高知市でも積雪を記録しました。そして、そこからの、この7月8月の暑いこと! 夏と言えば、スチャダラパーの「サマージャム‘95」の入ったアルバム「5th wheel 2 the Coach」を、夏になる度に聴き続けた頃がありました。久し振りに聴いてみるとやはり良いアルバムです。明日は昼間から蕎麦屋に行って冷酒でも飲みたくなりました。

    私的不定期名曲選⑩「この曲もえーやん!」/サマージャム`95(スチャダラパー) - 南風通信
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    xlab 2018/08/11
    fuku-taroさんの嗜好が分かりますね (* ´艸`)クスクス
  • 美味しいは、順番がつけられない(私的 高知ラーメン事情) - 南風通信

    <転勤族ラーメン派> 全国を転勤している楽しみの一つに、その土地土地のべ物を発見する事があります。いわゆる郷土料理にはその地の歴史や風土が色濃く反映されています。 ところで、ラーメンというべ物はスープ、麺、具材に多くのバリエーションがありますよね。それらの多様な個性的組み合わせとしての「ご当地ラーメン」は、その土地の雰囲気を彩る一つのピースのようになることもあるようです。 徳島ラーメン 麺王/にんにくラーメン <高知ラーメン探求の旅> ここ高知県には、同じ四国のご当地ラーメンの雄「徳島ラーメン」のような、これぞ「高知ラーメン」というものはないようです。でも、この二年間ぶらぶらとラーメン店を訪問し続けて、高知ラーメンの形のようなものがぼんやりと見えてきました。 スープは薄めのしょう油スープ。麺はやや細めのストレート麺。具材は刻んだ葱にクラゲ、薄くスライスしたチャーシューと蒲鉾。これがぼん

    美味しいは、順番がつけられない(私的 高知ラーメン事情) - 南風通信
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    xlab 2018/08/05
    まさに「ムムム・・・」ですね!スッゴク美味しそうですもの。
  • 台灣晃蕩旅行 完結編(たいわん ぶらぶら たび) - 南風通信

    台灣晃蕩旅行(たいわん ぶらぶら たび)のシリーズも今回が最終回となります。 そこで、ここまで紹介しきれなかった事の中から、いくつか書いてみたいと思います。 <台湾トイレ事情> 台湾に到着した日、夜遅くにホテルにチェックインして部屋で荷物を解いている時にが言いました。 「あ、分かってると思うけど、台湾のトイレは紙が流せないから気をつけて」 へ?は何を言ってるの?そんなの初耳です。 「2年前に台湾へ行った時も、そんな事まったく気にしてなかったよ。うそでしょ」 「当に知らなかったの?」は呆れ顔です。 「当に当?それならフロントに電話して確認してみれば」と言うとは面倒くさそうに受話器を手に取りました。 「あのー、お尋ねしますが........」 がうんうんと頷きながら何やら会話しています。 ここ、華泰王子大飯店(グロリア・プリンス・ホテル)は日の西武系列で、全館日語が通じるの

    台灣晃蕩旅行 完結編(たいわん ぶらぶら たび) - 南風通信
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    xlab 2017/11/05
    すっごく刺激的で面白かったです!ありがとうございました!
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