「時間との勝負」である脳血管疾患治療にスマートフォンアプリで挑む。東京慈恵会医科大学付属病院が導入した「Join」は、こうした狙いで開発されたアプリだ。今後、医療現場でのスマートフォンやアプリの活用が拡大していくと見込まれる中、単体のソフトウエア(アプリ)として初めて保険適用となったことでも注目を集めている「Join」とは、一体どんなものなのか。その効果を聞いた。 「一度、このアプリを使った医師は、必ず次も使いたいと話す。他の病院に異動しても、その病院にアプリを導入したいと言うほどだ」。東京慈恵会医科大学先端医療情報技術研究講座准教授で、脳神経外科医の高尾洋之氏はこう話す。 東京慈恵会医科大学付属病院で導入した「Join」は、複数の医療関係者間でコミュニケーションをとるためのアプリだ。チャット機能を持ち、CTやMRI、心電図など各種の医用画像や手術室内の映像をリアルタイムに共有することもで
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