ネスレ日本が、健康ビジネスに本気だ。12月5日、「健康寿命」を延ばすことを目的とした「ネスレ ウェルネスクラブ」を北海道で試験的にスタートした。ユニークなのは、ネスレの商品を売るだけではなく、総合的な健康支援サービスを提供する点だ。 まず、コーヒーマシン「ドルチェ グスト」専用の抹茶カプセルを開発。顧客に日々の食事をスマートフォンで撮影してもらい、その写真から各種栄養の摂取状況を分析。その結果を基に、顧客ごとに不足している栄養素を抹茶カプセルに入れて定期的に届ける。 さらに、運動量を計測する腕時計型の機器や、体重や体脂肪などを測定できる体組成計を提供。そこから健康データを収集して、栄養の摂取状況も踏まえて、ネスレが組織する管理栄養士が運動メニューなどをアドバイスする。 認知症などの予防のため、脳を活性化するトレーニングサービスもオンラインで提供する。米国で開発された脳のトレーニングシステム