【ワシントン西田進一郎】トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスで急きょ記者会見を開いた。トランプ氏は就任後約4週間で「信じられない」ほどの仕事をしたと成果を誇る一方、メディアの多くが真実を伝えず「フェイク(偽)ニュース」を流していると繰り返し批判。記者の質問をたびたび遮りながら、約80分間にわたって一貫性を欠いた持論をまくし立てる異様な会見となった。 【写真特集】ドナルド・トランプ氏の軌跡を新聞で振り返る 「他にもあなたの局より視聴率が良いところの人たちが待っているから」。トランプ氏は自身に批判的なCNNテレビの記者らの質問をたびたび遮る一方で、保守系FOXニュースの番組を称賛したり、「好意的な記者を見つけたい」と話しながら質問者を指名したりするなど「トランプ節」を全開させた。会見を生中継した複数のテレビ局は終了後、キャスターが大きなため息をつき、米メディアは「歴史上、驚きの瞬間」(C