佐久市教育委員会は、読書の際に心地よく座れる椅子のコンテストを本年度から来年度にかけて行う。全国の作家らが応募した作品を市立望月図書館に置き、実際に座ってみた人の投票で優秀作品を決定、市教委が購入する予定。読書に親しむきっかけをつくるだけでなく、コンテスト中から多くの人に同図書館に足を運んでもらい、地元・望月地域の活性化にも役立てたい考えだ。 今年3月に市立望月図書館が市望月支所2階に移ったことを記念して企画した。選考委員会の初会合が市内で14日にあり、市立図書館協議会委員や家具店経営者ら5人に委員を委嘱。オブザーバーに、日本感性工学会理事の小阪裕司・九州大客員教授(情報学)と長野大の河野良治准教授(経営学)が就いた。 会合では、作品募集や選考の方法などを議論した。素材や形状にこだわらず、手作りの1人掛けの椅子を募集する事務局案に対し、委員らからは「作家が応募したくなる動機づけが必要」との