伊勢新聞 > 社会 > <みえの事件簿下・相次ぐ特殊詐欺>被害額6.6億円「極めて深刻」 額、件数とも過去10年で最多 【県警が特殊詐欺被害防止に向けて作成したチラシやチェックシートなど】 今年は特殊詐欺被害が相次ぎ、11月末時点の認知件数が253件、被害額が約6億6720万円と、件数、額ともに過去10年で最多になった。昨年1年間の被害(142件、約3億7630万円)より大幅に増加し、難波正樹三重県警本部長は9月の県議会一般質問で、今年の特殊詐欺被害を「極めて深刻」と強調。県警は水際対策や啓発活動などの被害防止対策を強化しているが、容疑者の摘発はあまり進んでおらず、被害を抑えられていない。 県警によると、手口別では架空サイトの未納料金などを名目にした架空料金請求詐欺の被害が多く、11月末時点の認知件数は昨年比83件増の138件。被害額が同1億3810万円増の約3億8910万円で、全体の半数