ただの自分用備忘録。 声優魂(大塚明夫) かの大御所声優、大塚明夫さんの著書。 明夫さんの生い立ちから現場の実情まで書かれているけれど、彼の主張は一貫して「声優になんてなるな」というもの。そもそも職業として成立している世界ではないらしい。 わざわざこんな道を選ぶ必要はないという明夫さんの優しさが半分、半端な気持ちで入ってくるなという仕事へのプライドが半分、といった印象。 現役でその世界にいる立場としては書きにくいであろうこと(声優学校がかなりあこぎな商売であることとか)もズバッと書いてしまうところに明夫さんの度量が見える反面、明夫さんクラスでも住宅ローンの返済に頭を抱えたりしているんだと思うとちょっとほっこりもしたり(*´꒳`∩) 「メタルギア」シリーズ、「攻殻機動隊」シリーズ、「Fate/Zero」あたりに思い入れがある人なら、きっと胸が熱くなる部分があるはず(`・ω・´) 声優魂