米ファイザーとモデルナが開発した新型コロナウイルスのオミクロン株と従来株に対応した新型ワクチンは、従来のワクチンを4回接種した以上にオミクロン株に対する中和抗体の増強にはつながらなかった。少数グループを対象に実施した初期の独立調査で示された。 米コロンビア、ミシガン両大学の研究者はオミクロン株BA.4およびBA.5に対応したファイザーとモデルナ製新型ワクチンを4回目の接種で受けた21人について、血液サンプルの中和抗体の水準を従来のワクチンを4回接種した19人と比較。4回目に新型ワクチンを接種した人の3-5週間後の「中和抗体の濃度は従来ワクチンを受けた人と同様だった」という。この結果は生命科学、医学・生物学分野のジャーナルに投稿する前の論文を集積するプレプリントサーバーのbioRxiv.orgに発表された。 今回の結果はファイザーと独ビオンテックが13日発表したプレスリリースで、臨床試験での