ブックマーク / bunkaonline.jp (7)

  • 園子温インタビューがひどい・火事でも逃げない二郎の客:ロマン優光連載293

    293回 園子温インタビューがひどい・火事でも逃げない二郎の客 何気なくインターネットを開くと、たまに「あなた、大丈夫なの!?」と思わず声が出てしまいそうになるものが目に飛び込んでくることがある。 そして、この「あなた、大丈夫なの!?」には、 (なんでそんなことするのか意味がわからない) (絶対に大丈夫じゃない…) というふたつの内心の声がくっついているわけである。 たとえば、はあちゅう氏のなりすましをめぐる裁判などは私にとってそういう案件である。 はあちゅう氏の裁判:ロマン優光連載244有名ブロガー・はあちゅう氏を巡る不思議な裁判の判決が出ました。 ①はあちゅう氏の「アンチ」であるA氏がTwitter上で、はあちゅう氏が自分のなりすましアカウントを作成したと言及する。 ②はあちゅう氏がA氏の複数の投稿についてプライバシー権の侵害や名誉を毀損したとして訴えたのだが、その中になりすましアカウ

    園子温インタビューがひどい・火事でも逃げない二郎の客:ロマン優光連載293
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    zu2 2024/06/02
  • 西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件:ロマン優光連載291

    291回 西新宿タワマン刺殺事件で被害女性がなぜか叩かれまくった件 5月8日未明に起こった、西新宿のタワーマンションの敷地内で25才の女性が待ち伏せしていた51才男性に刃物でメッタ刺しにされて殺害された事件。例のごとく、はっきりとした情報が出ないうちからネット上には被害者を叩く人間が出現し、げんなりさせられた。道義的な問題や情報リテラシーの問題ももちろんそうだし、そんなことを書いたら訴えられることもあるということがわからない危機意識のなさにもうんざりだ。 被害者が水商売に従事していたこと。加害者は金を返してほしいと主張していたこと。加害者の父がマスコミに語った、息子は結婚したいなら金を出せと言われていたという話。こういった断片的な情報から「悪質ないただき女子に騙されて大金を奪われた可哀想な中年男性の復讐劇」というストーリーが形成され、それにそって被害者が盛大に叩かれていたわけだが、「純情な

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    zu2 2024/05/21
  • 底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289

    しかし、政策の論議以前の問題を個人的に強く感じる候補者がここまで登場する選挙も珍しかった。確かにおかしな状況だったが、これを面白がってはいけない。ほんとに憂にさせられる選挙だった。 いや、そりゃ変な人が沢山出てくる選挙は面白いに決まっているが、面白いからこそ、それを面白がってはダメなのである。 その最たる例が、今回の選挙で法の盲点を都合よく解釈した他の候補に対する悪質な妨害ともとれる行動で話題になった、つばさの党の存在である。N国と提携している時代から、あんな感じの活動をしてきた黒川敦彦氏が率いるつばさの党。ある意味で彼らのメジャーデビューの場になってしまったわけで当にひどい話だ。 黒川氏はロスチャイルド家、ユダヤ陰謀論など様々な陰謀論を支持し、自身もCIAに命を狙われていると主張している陰謀論者である。参政党(陰謀論では共通することも多いのだが)の街頭演説におしかけては、集団で執拗に

    底が抜けてる衆議院東京15区補欠選挙:ロマン優光連載289
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    zu2 2024/05/14
    “いや、そりゃ変な人が沢山出てくる選挙は面白いに決まっているが、面白いからこそ、それを面白がってはダメなのである”
  • 埼玉のトンデモ条例で話題となった埼玉県議・田村琢実とは?:ロマン優光連載261

    261回 埼玉のトンデモ条例で話題となった埼玉県議・田村琢実とは? 10日、埼玉県の虐待禁止条例の改正案が自民党埼玉県議団によって撤回された。 多くの人によって非難されているように、小学校三年生以下の子供だけで登下校、留守番(兄弟の中に高校生がいても)、公園で遊ぶなどさせることが虐待と見なされてしまう、子育ての現実と遊離した非現実的でひどいものだ。大人が自宅に常時いることが基的にできるような家庭でも虐待とされている全ての行為に当てはまらずにいるのは難しいだろうし、ましてや共稼ぎ家庭やシングルマザー・シングルファーザー家庭に対して考慮されているとは、とうてい思えない。あの条例を守れる人がいるとするならば、極々一部の極端に裕福な人だけだ。 罰則がないといっても「虐待者」であると認定される心理的負担も大きいだろう。 行政が学童保育の施設の数を増やしたり、ベビーシッターの普及をはかった上で、誰も

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    zu2 2023/10/21
  • 映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(多少ネタバレあり):ロマン優光連載237

    映画『 ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を見に行ったわけですが、当にエンタメとして非の打ち所がない作品で、「わかりやすい」とは何なのかということを考えさせられる作品でもあった。 冒頭のいかにも獰猛そうな人間型の生き物が牢獄に連行されていき主人公たちが投獄されている房に入れられるくだりで、舞台が人類以外の異種族が人間として共存する中世的な世界が舞台であること、主人公の男女が男性のエドガンが口八丁でユーモアあふれる人物、女性のホルガは口より手が先にでる武闘派でかなりの強者であることがわかりやすく提示される。 別に台詞で何かを説明されるわけではない。絵面と会話でそれが伝わってくるのだ。説明のための説明みたいな台詞はなく、自然な会話の中に必要な情報が盛り込まれている。当たり前といえば、当たり前なのだけど、この当たり前はなかなか実現されないものだ。 当にわかりやすい作品だ。見てい

    映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(多少ネタバレあり):ロマン優光連載237
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    zu2 2023/10/21
  • アホすぎるビッグモーターの記者会見:ロマン優光連載250

    250回 アホすぎるビッグモーターの記者会見 ビッグモーターの不適切な保険請求の件に関する記者会見。会見を通知する書面に危機管理専門のPR会社の名前もあり、そこの指導のもと行われたらしいのだが、最近では稀にみる、ひどいものだった。 あの会見をみて「これはひどい。弁護士なりなんなり、専門家と打ち合わせてからやってないのかな?」と思った自分のような人も多くいると思うのだが、やったうえであれだったということで、PR会社の手が入ってもどうにもならない経営陣の底抜け具合の成果だと思う。 来の保険の不正利用の話。諸悪の根源かのように語られる典型的に駄目な二代目である前副社長の話。続々告発されるパワハラの問題。「経営計画書」とか「環境整備点検」を進めていたコンサルの話。そういった問題は専門的な知識を持った人がちゃんと解説してくれるだろうから、自分は彼らのうんざりするような底抜け具合について感想を述べて

    アホすぎるビッグモーターの記者会見:ロマン優光連載250
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    zu2 2023/10/21
  • 「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262

    262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニストフェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁藤夢乃氏に対する攻撃的な言及や真偽不明の様々な疑惑の追及。公金を巡る不正受給疑惑を打ち上げて住民監査請求をするような彼のやり方が有名人や政治家を含む多くのアンチフェミニズム傾向の人間をひきつけ、一時は大きなムーブメントとなったが、現在はその勢いは失速気味であるようにみえる。 今のところ、彼が主張した様々な疑惑の中に、真実と証明されたものはない。 また彼の主張が過激化し、ナニカグループなる存在を主張する陰謀論めいたものに発展していく過程でライトな支持者が逃げ出し、支持者の先鋭化

    「暇アノン懺悔録」について:ロマン優光連載262
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    zu2 2023/10/21
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