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たたききゅうりとアボカドと海老のサラダ 作り方 1 きゅうりは両端を切り落とし、めん棒やすりこぎで軽くたたいて亀裂を入れ、食べやすい大きさに手で割る(断面がでこぼこになることで、ドレッシングがなじみやすくなる)。 2 水切り用ボウルに1のきゅうりを入れ、塩と砂糖であえる。15〜30分おき、途中で2回ほど混ぜながら、きゅうりの水分を出す。 3 その間に、中くらいのボウルにしょうゆ大さじ1、オリーブ油、ごま油小さじ2、食べるラー油を合わせておく。 4 海老を調理する。大きなフライパンを中火にかけ、海老、水大さじ1、残りのしょうゆ大さじ1とごま油小さじ1を合わせる。ふたをして、海老に火が通ってピンク色になるまで3〜4分蒸し焼きにする。水分が足りないようなら、途中で水を大さじ1ずつ加える。3のドレッシングが入ったボウルに移してよくあえる。 5 アボカドの種を取って皮をむき、約1.3cm大に切る。別
英語の本が幅をきかせるオランダの書店 最近、ヨーロッパでは現地で出版される翻訳版を避け、米国や英国で出版された英語版を購入する読者が増えていると、米「ニューヨーク・タイムズ」紙が報じている。この傾向は、英語が堪能なスカンジナビア諸国やオランダ、そして世界最大の出版市場の一つであるドイツで顕著だ。 こうした国々や米国と英国の出版社は、翻訳本の市場が縮小し、海外で出版する機会が減ることを懸念している。海外で販売される英語の書籍は、米国や英国の出版社が輸出用に印刷した安いペーパーバックが一般的だ。これらは米国で販売されているハードカバーよりも安価であり、またドイツのような国では、最低価格を守らなければならない翻訳書よりもずっと安く値段が設定される。 また、英語書籍が主流になれば、著者にも打撃を与えかねないとニューヨーク・タイムズは指摘する。大御所の作品はほかの言語に翻訳され続けても、中堅作家の本
2024年の世界幸福度報告書ランキングの30歳未満の部でトップとなったのは、リトアニアだった。 この国の若者は総じて「まぁ幸せだ」という。この国のZ世代とミレニアル世代は、自分自身の幸福度を10点満点中7.76点と高く評価している。 「この国は停滞していない。前進している感覚がある」 リトアニアでは大学教育はほぼ無料で、人口の57%が高等教育を受けている(EUの平均は43%)。英紙「ガーディアン」のインタビューに応じた、大学卒業を目前に控えている23歳の男性は、学生ローンなどの借金もなく、労働市場についての不安も特にないと述べている。 リトアニアは、世界で最もエキサイティングな場所ではないかもしれないが、「若者の多くは愛国的だと思う。少なくとも首都のヴィリニュスでは、他のヨーロッパ諸国と比べて、若者はより良い生活を送っているように感じます」
2023年、ジョナサン・マイヤーはオランダの裁判所から、新たな家族への「精子提供禁止」の判決を受けた。世界中で自らの精子を提供し、生まれた子供は550人以上だとされている。仏誌「ル・ポワン」の記者が、いまは木彫職人として静かに暮らしているというマイヤー本人を訪ねた。 オランダ、ハウダの小学校に勤めるナタリー・ダイクドレンスは、似通った顔の生徒たちを見るたびに、ある疑問が頭をよぎる。彼女の息子に似た子もいる。「この子もジョナサン・マイヤーの血を引いているのではないだろうか」 同国第二の都市ロッテルダムから20kmほど離れたこの街は、緑豊かで、新しい家々の前にはハイクラスのテスラ車が並ぶ。39歳のナタリーと、パートナーのスザンヌ・ダニエルズ(43)は、景観と静けさを求めて数ヵ月前にこの街に越してきた。彼らは二人の子供をここで育てている。15歳のエリザは初婚の時の子供で、プラチナブロンドの髪を持
もっとも効果的なアンガーマネジメント方法 太古の昔より、人類は怒りを制御する技術(アンガー・マネジメント)を考案してきた。 古代ローマのストア派哲学者セネカは「他人が犯す過ちよりも己の怒りの方が、自身に対して悪影響を与える」と信じ、それを避けるヒントを西暦45年の著作『怒りについて』に記した。 より近代的な方法として、ジムでサンドバックを殴ったり自転車を漕いだりするという手もある。だがある研究によれば、ちょっと紙を破くだけの方がより効果的に、そしてより手軽に、怒りを鎮められるかもしれないのだ。
中東アジアに生きる女性たちを同様の経験をしてきた女性の写真家らが撮ると、どんなポートレイトになるのか。米紙「ワシントン・ポスト」記者が、世界的にも類を見ない写真展を批評する。 米国ワシントンDCにある中東研究所のギャラリーで開催中(2024年5月9日〜10月4日)の写真展「心よりも声高な」に出品しているアラブ人とイラン人の写真家10名は、全員が女性だ。そればかりか、その被写体もほぼ全員が女性なのだ。 これほど女性が注目されているのも、写真家ラニア・マタルが監修した最初の展示ならば相応しく思える。というのも、マタルは中東や米国に暮らす女性や少女の繊細で親密なポートレイト作品で知られているからだ。 マタルの作品は、ワシントンDCにある国立女性美術館などの美術館で幅広く展示されてきた。今回の展示では、マタル自身も出品を依頼されている。 展示の最初を飾るのは、1975年に始まったレバノン内戦を記念
2024年に40歳を迎えたアンドレス・イニエスタは、自身のサッカー選手生命に限界を感じている。それに追い討ちをかけるように、6月には彼が所属するエミレーツ・クラブの2部降格が決定。かつてバルサのスターだったイニエスタは、いまどんな思いを持ってアラブ首長国連邦でプレーを続けているのか。 アンドレス・イニエスタは2023年の夏、アラブ首長国連邦(UAE)の「エミレーツ・クラブ」にサプライズ移籍した。エミレーツ・クラブといえばここ数年、UAE1部と2部を行ったりきたりしているクラブだが、そんな彼の新天地についてもう少し詳しく知るため、クラブの本拠地ラス・アル・ハイマ首長国で彼に会った。 イニエスタにとってエミレーツ・クラブは、今後よほど想定外のことがない限り、プロ人生最後の舞台になるだろう。イニエスタは5月11日、40歳になった。体はうそをつかない。個人トレーナーによる筋膜誘導療法の施術を集中的
人が足りていない? 米スターバックスのサービス速度が大幅に減速している。それにより、待ち時間が長くなり、顧客の不満が生じていると報じられている。 米メディア「ブルームバーグ」によれば、このサービスの速度の低下は2024年に入ってから特に顕著で、顧客の約12人にひとり(31%)が「ドリンクを受け取るのに5~15分かかった」と回答。この割合は2019年では20%だった。また、過去にはゼロだった「15-30分かかった」が8%に増えている。 さらに、2024年の母の日には、コネチカット州のある常連客が「妻のためにカフェラテを買おうと思ったら40分も待たされた」ことが、ちょっとしたニュースになった。
2014年、アフリカ西部のナイジェリアでイスラム系武装組織ボコ・ハラムが数百人の少女たちを誘拐したニュースは世界を震撼させた。被害者のなかには囚われの身から抜け出した後も、過激派に洗脳されたと疑われ、コミュニティから拒絶されるといった新たなリスクにさらされている人もいる。 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が16歳のときに拉致された女性に取材し、9年に及ぶ戦闘員との波乱に満ちた結婚生活と脱出後の暮らしについて聞いた。 彼女は10年前、275人の少女たちと共に誘拐された。その彼女が、ついに脱出した。 サラトゥ・ダウダが連れ去られたのは、2014年、16歳のときだ。 ナイジェリア北東部の都市チボックにある寄宿学校に通っていたダウダは事件当日、クライスメイトたちと共に行き先も告げられないまま、トラックに乗せられた。ハンドルを握るのは、地元のイスラム系武装組織ボコ・ハラムのメンバーだ。 振り返ると、火
自宅の床を突き破った「竹」 2022年夏、旅行先から帰宅した英国のスティーブン・ネビル(73)は、自宅のキッチンの中で「笹」が成長しているのを見つけたと、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。床上に備え付けていたオーブンの扉から葉っぱが出ていたので、オーブンを取り外すと、なんとその奥に長く伸びた竹があったのだ。 Bamboo is the new Japanese knotweed: Homeowner faces £6,000 bill after he returned from holiday to find invasive plant had taken control of his home and was 'coming out of the oven' https://t.co/wtMqbnF6tC pic.twitter.com/s3G4Tadr3i — The Big
英国で制作されたドキュメンタリー映画『ザ・コンテスタント』の題材となったのは、90年代後半に人気を博したバラエティー番組「進ぬ!電波少年」の企画として放映された「電波少年的懸賞生活」だ。2023年にはトロント国際映画祭で上映され、今年5月から米国のHuluで配信している。 米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、同作の制作の裏側を、なすび、そして監督のクレア・ティトリーへのインタビューを通じて報じている。 知らぬ間に「国中から見られている」 1998年1月、当時まだ芸人の卵だったなすび(本名は浜津智明。「なすび」という芸名は特徴的な長い顔にちなんだもの)は人気バラエティー番組「進ぬ!電波少年」への出演を決めた。 テレビプロデューサーである土屋敏男の発案で生まれた「電波少年」シリーズでは、若手タレントたちが、数々の体当たり企画に挑戦した。なすびが出演することになった企画「電波少年的懸賞生活」(以下
欧州議会選挙の投票が、6月6日から9日にかけて加盟27ヵ国でおこなわれた。 欧州議会とは? そもそも欧州議会とはEUの立法機関のことだ。加盟国の代表からなる「閣僚理事会」と共に、さまざまな政策分野の立法権を持つ。 議会の最も重要な役割は、EUにおける新しい法律を審査し承認することだ。 欧州議会選挙の仕組み 欧州議会の定数は720議席だ。EU27ヵ国の市民が、各国の代表となる議員を5年ごとに直接選挙で選ぶ。 当選した議員は出身国にかかわらず、各自の政治思想や信条に基づき、欧州議会の会派に加わって活動する。
先ごろ開催されたシャングリラ会合で、フィリピンのマルコス大統領が「Let us return to San Francisco(サンフランシスコに戻ろう)」と呼びかけた。南シナ海で領有権を争う中国を念頭にした婉曲的な表現だが、いったいどういう意味なのか? 日本も他人事ではない有事の可能性が高まっている現状について、ジャーナリストの池畑修平氏が解説する。 中国軍との数少ない対話の機会 例年、上半期にシンガポールで「アジア安全保障会議」、通称「シャングリラ会合」が開催される。理想郷での集いというわけではなく、会場がシンガポールを代表する高級ホテル、シャングリラホテルであることからそう呼ばれるようになった。 英語では「Shangrila Dialogue」。Dialogueは「対話」の意。仲間うちでおこなう「会談」や「会議」に比べて、「対話」には「普段は距離を置く者どうしが意思疎通を図る」という
2024年4月、「世界最高齢の結合双生児」として知られた米国のジョージとロリ・シャペルきょうだいが62歳で亡くなった。彼らが分離手術を望まなかった理由、結合双生児をめぐる医学的・倫理的論争の変遷に米誌が迫る。 知的障がい児の施設に入れられて ジョージ・シャペルは2007年、トランスジェンダーであることを公表し、医学的・倫理的論争の渦中にいる人々に加わった。シャペルにとっては一度通ってきた道だ。 1961年にペンシルベニア州ウェストレディングで生まれた彼は、生まれつき顔の左側と頭蓋骨の一部、脳の一部が双子のロリと結合していた。両親は医師の助言に従い、2人を知的障がい児施設に入れた。 当時、「先天性異常」の子供たちは、活動家のハリエット・マクブライド・ジョンソンが「障がい者強制収容所」と呼んだ施設に預けられるのが一般的だった。施設の目的の一つはそうした子供たちを世話すること、もう一つは世間の目
中国・電気自動車大手BYDの世界進出計画は、太陽電池モジュールから電動バス、電動トラック、電車、果ては複合的な輸送システムまで多岐にわたる。とはいえ、手を広げすぎではないだろうか、と英紙は指摘する。 大きな大きな野望 BYD(比亜迪)本社は、広東省深圳市郊外の坪山区にある。六角形をした建物の堂々とした入口に到着すると、まず訪問者を迎えるのが巨大スクリーンだ。そこには聖書を引用した質問が表示されている。「人類を救ったノアの箱舟はどこにあるのか?」 答えは「ここ」だと言いたいようだ。なにしろ、驚異的な急成長を遂げ、世界中の自動車メーカーの幹部を震え上がらせている企業の入口の目立つところに表示されているのだから。 BYDと、その創業者である王伝福(58)には、自信を見せるだけの理由がある。BYDはいまや、イーロン・マスク率いる世界最強の電動自動車(EV)メーカー、テスラと肩を並べるまでに成長した
「失敗の捉え方」を変えよう ──失敗を生かすための条件といったものはありますか。 第一に、失敗の否認はダメです。自分の失敗を認められなければ、失敗からは学べません。 私は哲学教師として、失敗を認められない学生を多数見てきました。哲学の試験で20点満点中6点という低い評価をつけたときのことです。学生は反抗的な態度をとり、「採点しているのがあのペパンだから、こんないい加減な採点をされたんだ」と言って、自分の答案を見返しませんでした。これが失敗の否認です。これでは失敗を生かせません。 フランスの大企業では、経営陣が会社から追い出されることになっても、高額な手当てをもらって脱出できるゴールデンパラシュートが契約に盛り込まれていることが多いです。要は経営に失敗しても、退職金をちゃんともらえる仕組みになっているわけです。これは失敗の否認が契約に盛り込まれている事例と言えます。 第二に、自分と失敗を分け
シャルル・ペパンはフランスの哲学者だ。パリ政治学院とパリ経営大学院を卒業した後、哲学の大学教授資格を取得。哲学を万人にわかりやすく解説するベストセラーを何冊も書いてきた。ベルクソンといった哲学者の言葉だけでなく、サッカー選手のズラタン・イブラヒモビッチの言葉も著作に引用するのが特徴だ。 ペパンの言葉に通底するのは、思考するきっかけを人に与え、人が物事に疑問を持ち、ときには自分の考え方自体にも疑問を持てるようにするところだ。フランスのビジネス誌「クーリエ・カードル」が、ペパンに「仕事で生きる哲学」を聞いた。 ──哲学を学ぶことは、仕事に役立ちますか。 哲学を学ぶと、自分がいまやっていることが何なのかについて考え、その意味を問えるようになります。それは必ずしも仕事にとってプラスではありませんよね。世のなかには意味を見つけるのが難しい仕事が多くありますし、その仕事をする意味を知ったら、「そんな仕
【音部さんからの回答】 最初の回に質問をお送りいただきありがとうございます。おかげで無事に企画を開始することができました。編集のみなさんと一緒によろこんでいます。 さて、新商品を導入したけれどうまくいかない、というのは耳にすることの多い話です。こうすれば必ず成功する、といった秘訣はあまり知られていませんが、これをしないと失敗しがち、といった経験則やフレームワーク、押さえるべき視点などはありそうです。経験を通して知りえたことなどお話ししたいと思います。 そもそも新商品を導入するにあたっては、既存商品では成しえないことを実現したいという企図があるのだろうと思います。それは、なにがしか新しい領域に踏み込んでいくことなので、既存商品で得られた技術的な知見は、それほど役には立たないかもしれません。 すでにサプリメント市場に参入していたとしても、個々のサプリメント市場には異なるニーズやインサイトが存在
最新のニュースに登場した時事英語を紹介するこのコーナーでは、世界のニュースに出てくるキーワードを学ぶと同時に、ビジネスの場や日常会話のなかでも役立つ単語やフレーズを取り上げていきます。1日1フレーズずつクイズ感覚で学び、英語に触れる習慣をつくっていきましょう。語彙力の向上には、日々の積み重ねが大事です。 今日の時事英語 2024年6月6日(木)の英「ガーディアン」紙に次の一文がありました。 Joe Biden has marked the 80th anniversary of the D-day landings in Normandy with an impassioned call to western allies to continue supporting Ukraine in the face of the “unending struggle between dictato
仕事に、あるいは人生に行き詰まりを感じたとき、どうしているだろうか。 私たちは新たな課題を前に悶々と考え込んでしまいがちだ。だが、「いつも相談をすることでネクストアクションが見えてくる」と株式会社トイトマ代表取締役社長の山中哲男は語る。 経営コンサルタントとして数々の、そして異業種の新規事業を成功に導いてきた山中に「相談の3つのタイプ」と実践のコツを聞く──。 「3つの相談」が事業を進展させてきた ──まず、いま「相談力」をテーマに新著『相談する力』を書かれたきっかけについて教えてください 私はこれまで、経営コンサルタントとして飲食や金融、医療などさまざまな領域で新規事業を立ち上げてきました。あるとき、こう言われたんです。「でも山中さん、医療のことは絶対に知らないでしょ」と。 そこで改めて振り返ってみると、確かに私は何も知らないジャンルであっても、とにかく相談をしながらその業界の知見を得て
私立ヴァンダービルト大学の2024-25年度の学費が10万ドルに迫る額であることが明らかになり、大きなニュースとなった。なぜ、それほど高額な学費が必要なのか? 毎年10万ドル近くを大学に払う価値はあるのか? 米「ニューヨーク・タイムズ」紙が分析する。 大学が「学費を年10万ドル(約1560万円)に引き上げる」と口にするのも時間の問題と思われていた。だが、今春、その兆しが初めて現れた。 ヴァンダービルト大学工学部にこの秋から入学する学生宛てに送られた書面によると、寮費、食費、個人の生活費、高性能ノートパソコン代などすべてが含まれた学費が9万8426ドル(約1530万円)になることが明らかになった。テネシー州ナッシュビルのキャンパスからロサンゼルスやロンドンに1年で3回帰省する学生の場合、その合計は実質1桁上の10万ドルといっていい。 この目が飛び出すほどの高額な学費は、異常だ。ここまで大金の
コンビニで働く外国人の姿は、いまやおなじみの光景になっている。英誌「エコノミスト」が、ミャンマー人として初めてセブンイレブンの店舗オーナーに就任した女性に取材し、コンビニを中心に広がる日本の多文化共生を考察した。 いまの日本社会を知りたいなら、東京都港区にあるセブンイレブンに行ってみるといい。 コンビニは、日本が誇る質の高いサービスを体現している場所だ。店のドアが開くたびに、店員は「いらっしゃいませ」と声を張り上げて客を迎える。 棚には季節限定のお菓子が整然と並べられ、レジ前からは揚げたてのフライドチキンの香りが漂う。 港区にあるこのコンビニも一見、どこにでもある普通の店舗だ。同店が他と違うのは、セブンイレブンで初めてミャンマー人がフランチャイズチェーン(FC)加盟店のオーナーを務めていることだろう。 オーナーのメイジンチイツを含め、スッタフは全員ミャンマー人だ。
ケイトリン・パルミエリは恋人を亡くした過去を乗り越え、ふたたび新しい愛を見つけた。しかしその相手も、結婚式当日に亡くなってしまう。二度の悲劇に見舞われた彼女は、あるインスタグラムの投稿を通じて、衝撃の真実を知ることになる。 謎に包まれたままの「元彼の死」 ニューヨークに住んでいた2018年の初め頃、私は出会い系アプリを通してエリックと知り合った。彼はハンサムで、おしゃべりで、面白い人だった。私は彼を好きになったが、彼は私について、知っておかなければならないことがあった。 2015年のことだ。当時、私はマイクという男性と付き合っており、私の30歳の誕生日に、両親が自宅でパーティーを開いてくれた。私たちはみんなで楽しい時間を過ごしていた──兄がマイクの名前を叫ぶのを聞くまでは。 物音のするほうへ走っていくと、家のプールのそばでマイクが地面に倒れていた。 彼はすべってプールに落ちたらしく、すでに
2028年までに全個体電池を量産すると発表している日産。しかし、日産は世界的な電気自動車の市場争いで後れを取っているうえ、世界で競争するための規模も不足していていて、危険な賭けにでていると英紙は指摘する。 全固体電池をめぐる日本と中国勢の見解はわかれている 日産は2028年までに全固体電池を量産すると明言している。その一方で、全固体電池の技術はまだ黎明期にあるとの声もあがる。日産の幹部は2024年4月半ばに、その全固体電池を製造する工場内で、懐疑論を唱える企業は過去にしがみついているだけだと反論した。 「電池メーカーはどこも、現在使われている液体電池でずっと儲けていきたいと考えているのです。すでに多額を投資していますから、CATLのみならず、電池メーカーはどこも、全固体電池にあまり前向きではありません」。その幹部は工場見学の最中にそう語った。 幹部がそのように言うのは、電気自動車(EV)の
「情報は無料ではないし、無料だったためしもない」──だが、インターネットの無料ゾーンに溢れかえる、出所不明で信頼性の低い情報を前に、「2024年の大統領選挙期間中、選挙関連報道を無償化すべきだ」と、米「タイム」誌の元編集長で、オバマ政権下で国務次官を務めたリチャード・ステンゲルは米「アトランティック」誌への寄稿で訴える。 うろ覚えのニュースや、簡単には見つからない事実、ある特定の記事を探そうとパソコンの画面に向かい、やっとお目当てのページに辿り着いた直後、画面に表示された──「半年間1ドル」、「1年目は40%オフ」、「特別オファー」、「すでに購読済みですか?」の文字──何度こんなことがあっただろう。 このとき決まって直面するのが、「カネを払うか、払わないか」というジレンマだ(当誌「アトランティック」で本記事を読もうとして、同じジレンマに直面した人もきっとおられるだろう)。これは思っているほ
不安は人の心身に大きく影響し、人生を変えてしまうほどの力を持つ。不安になったら、われわれはどうすればよいのか。米メリーランド大学医療センターの精神科医・精神分析家が、米紙「ワシントン・ポスト」でわかりやすく解説する。 圧倒されるほど強烈な不安を覚えることもあるだろう。深刻な不安を抱えたある患者は私にこう言った。 「安心に感じるものは何もなく、この世界に大人はひとりも残っていないと感じるのです」 また別の患者は、誰かが自分について批判的なことを言ったと思うと、きまってひどく不安に感じるという。 誰かが自分の精神に「毒を盛った」みたいだとその患者は表現した。その言葉をたびたび反すうして、それ以外のことが何もできなくなったり、考えられなくなったりするからだ。この患者は精神が落ち着くまで、ひとりになって、仕事を休まざるをえなくなった。 こうした特定のことをきっかけに、心配とストレスが次々と押し寄せ
日本で大きな社会問題となる「カスタマーハラスメント」に英紙「フィナンシャル・タイムズ」も注目。労働力不足が慢性化するなか、「お客様は神様」だという営業方針は日本企業にとってもはや「高コスト」だと指摘する。 最近、世界的に有名なある高級ブランドが、各国直営店の状況を調査した。それぞれの地域で客を装った覆面調査員を店舗に送り込み、顧客サービスを評価させたのだ。 すると、前評判はよかったにもかかわらず、日本の直営店の評価は惨憺たるものだった。同社の担当者は、この状況を次のように説明する。 「サービスではなく、覆面調査をしたお客様に問題がありました。我々も日本の店舗のサービスは他国とは比べものにならないほど優れていると考えています。しかし私たちが調査をお願いした日本人のお客様は、他国なら誰も気がつかないようなマイナス点を目ざとく指摘されました」 このエピソードを、うらやましいと思う人は多いのではな
2024年3月に就任したフィンランドのストゥブ大統領 Photo: Maxym Marusenko / NurPhoto / Getty Images 対ロシアの「最前線」 ロシアと国境を接し、歴史的にロシアとの紛争や緊張関係を繰り返してきたフィンランド。伝統的な中立の立場を放棄し、2023年4月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことで、およそ1300キロメートルにわたるNATO対ロシアの「前線」が出現した形になった。 長引くロシアとウクライナの戦争において、NATO諸国がウクライナを強力に支援しているため、業を煮やしたロシアがNATOとの直接対決に踏み切る可能性も指摘されている。 そのようななかで、2024年3月にフィンランドの新しい大統領に就任したアレクサンデル・ストゥブは、NATOとの結びつきをさらに強めていく構えだ。ストゥブの大統領としての初の外遊先は、従来の伝統だった隣国ス
最新のニュースに登場した時事英語を紹介するこのコーナーでは、世界のニュースに出てくるキーワードを学ぶと同時に、ビジネスの場や日常会話のなかでも役立つ単語やフレーズを取り上げていきます。1日1フレーズずつクイズ感覚で学び、英語に触れる習慣をつくっていきましょう。語彙力の向上には、日々の積み重ねが大事です。 今日の時事英語 2024年6月4日(火)の「BBC」に次の一文がありました。 Japan’s transport ministry raided the headquarters of motor giant Toyota on Tuesday, as a scandal over faulty safety data escalated.
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