3月31日、ホンダは念じるだけでロボットを動かせる技術を開発したと発表。写真は同社の英国工場の看板。1月撮影(2009年 ロイター/Stephen Hird) [東京 31日 ロイター] ホンダ7267.Tは31日、島津製作所7701.Tなどと共同で、人間が脳の中で動作を思い浮かべるだけでロボットを操作できる技術を開発したと発表した。基礎研究段階だが、将来は家事の手伝いや福祉などに活用できる可能性がある。 まずは人間がセンサーのついたヘルメットを装着。右手を動かそうと考えると、センサーが脳の血流と頭皮の電流の変化を計測し、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」に解析データを伝達する。ロボットは命令を受け取ると、あらかじめプログラムされたとおりに右手を振る。 今のところ右手のほか、左手、足、舌の4つの部位の動作に対応。人間が左手を動かそうと考えるとロボットは左手を振り、足を動かそうと考える