電車が混み合う時間を避けて、快適な通勤を――。東京都が提唱する、通勤ラッシュの緩和に向けた「時差Biz」のキャンペーンが7月11日から始まった。 【写真】東急田園都市線「時差Bizライナー」のヘッドマーク 通勤時間帯をずらす「オフピーク通勤」の呼びかけは以前から行われているが、今回は小池百合子都知事が昨年の知事選で掲げた公約「満員電車ゼロ」の実現に向けた肝いりのプロジェクト。25日までの期間中、約260の企業・団体が参加して時差出勤やテレワークなどに取り組むほか、鉄道各社もポイントの付与やクーポンのプレゼント、臨時列車の運行などで混雑時間帯を避けた通勤を促す。 ■田園都市線に臨時特急 今回のキャンペーンに合わせ、臨時列車を走らせているのは東急電鉄と東京メトロだ。特に東急は期間中の平日8日間、通常は特急列車のない田園都市線で臨時特急「時差Bizライナー」を朝6時台に運転。平日の急行なら8