【読売新聞】 全国の公立中学・高校の制服について、学校間で販売価格に最大6万円の差が生じていることが公正取引委員会の調査でわかった。1着当たりの最高額は7万円を超えていた。公取委は、取引先のメーカーや販売店の固定化が価格の高止まりを
インターネットで配信される広告について、実際には閲覧されていないのに表示回数などを水増しするアドフラウド(広告詐欺)の被害が年間100億円超とみられることが、広告関連会社などの調査で分かった。 アドフラウドに関する国内データが明らかになるのは初めて。急成長するネット広告の信頼低下につながりかねず、広告主側は「監視の仕組みが必要だ」と指摘している。 現在のネット広告は、広告主が配信先を決める「予約型」ではなく、「30代男性」「車に関心」といった広告主が希望する条件に合った人のパソコンやスマートフォンなどの端末に自動的に広告を配信する「運用型」が主流となっている。 見ている人の属性や好みに合った広告を出せる反面、広告主がどんなサイトに広告が掲載されるか事前に把握できない上、事後にチェックすることも難しく、アドフラウドが横行する背景になっている。
航空会社スカイマーク(東京)が新機種就航に合わせて打ち出した女性客室乗務員用の「超ミニスカート」制服が波紋を広げている。 客室乗務員らの関係団体は「恥ずかしさで仕事に集中できず、保安上の問題がある」と批判。田村厚生労働相も18日の閣議後記者会見で、東京労働局を通じて同社の見解を問う考えを明らかにした。 問題の制服は、同社が5月以降に導入する旅客機「エアバスA330型機」のキャンペーン用で、同機を導入する3路線で最初の半年間に限り着用する。同社の西久保慎一社長は「キャンペーンが目立つよう、広告の一環として用意した。若い客室乗務員が多く、元気だという雰囲気を醸し出したい」と説明する。 これに対し、航空労組の関係団体、客室乗務員連絡会(東京)は「機内でセクハラなどを誘発しかねない」などと指摘。また客室乗務員は救命用具の点検や緊急脱出時の誘導などを受け持つ保安要員であることから、「保安業務に専念で
岡山市を拠点とするジーンズの老舗ブランド「ボブソン」が、復活を目指して新たな商品開発に取り組んでいる。 全盛期の1990年前後は約220億円の売り上げを誇り、社員も1000人を超える大企業だったが、経営不振に陥り、現在は10人。特徴ある商品を少量生産する方式で、再びジーンズ業界に勝負を挑む。 ボブソンは1971年、学生服や作業着など製造販売していた「山尾被服工業」がつくったブランド。後に会社名となった。全国区のブランドに成長したが、ユニクロなど大量生産の低価格商品に押されて売り上げが伸び悩み、2009年、ジーンズ事業を東京の投資会社に譲渡。ボブソン自体は子供服を取り扱う「ピーチフォート」に社名変更した。 しかし、投資会社による事業も低迷し、ピーチフォートの尾崎博志社長(57)が12年、新たにボブソンホールディングス(HD)を設立してブランドの商標権を買い戻し、自ら社長に就いた。 10人の社
千葉県教委は21日、生徒に体罰し頸椎(けいつい)捻挫などのけがを負わせたとして山武市立中学校の男性教員(42)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にした、と発表した。 県教委によると、教員は5月下旬、校内で3年男子生徒の胸ぐらをつかみ、壁などに計4、5回強く押しつけ、頸椎捻挫や口の中を切るなどさせたという。体育祭の会議に遅れてきた教員が「待たせてごめん」と言ったところ、生徒が「まあ、いいってことよ」と答え、教員が激高。教員は、「生徒の発言に我を忘れてしまった」と話しているという。 このほか、県北西部の市立中学校の男性教員を、18歳未満の女性1人に、胸や下半身を触るわいせつ行為を行ったとして、停職3か月の懲戒処分とした。教員は21日付で依願退職した。
滋賀県は12日、野洲市北桜の県森林センターの裏山で、最悪の場合、命にもかかわる猛毒キノコ「カエンタケ」が見つかったと発表した。 甲賀市水口町の「みなくち子どもの森自然館」近くの山中でも確認されており、県は「見かけた場合、絶対に触れないように」と注意を呼び掛けている。 同センターによると、カエンタケは触れると皮膚がただれ、食べると運動や言語の障害を引き起こし、死亡するケースもある。 県森林センターは8日、センター近くの山中の3か所で見つけた。カエンタケは一般的には3~15センチの大きさで、円筒形で人の指のような形にも見える。表面は赤色やオレンジ色だ。1999年には新潟県で死亡例の報告があり、90年代には各地で中毒例があった。 カエンタケは高温多湿を好み、梅雨から秋にかけて繁殖し、今が繁殖のピークとみられる。 センターは「県内のほかの場所でも繁殖している可能性がある。子どもが珍しがって触らない
知人を脅して指を切断させたとして、宮崎県警は4日、同県小林市細野、小林市建設課職員本村真一容疑者(46)と妻の無職あけみ容疑者(42)を強要、傷害容疑で逮捕した。 発表によると、2人は7月10日午後8時頃、自宅に市内の知人男性(45)を呼びつけて金銭を要求。応じなかった男性の顔を殴るなどした上で「殺すぞ。指を詰めろ」と脅迫し、家にあった包丁や金づち、まな板を男性に渡して左手小指を切断させ、約3週間のけがを負わせた疑い。 真一容疑者と男性は小学校の同級生だった。男性は事件後、2人から逃れるため、鹿児島県や福岡県などを転々としたが、8月1日、旅先で知り合った男性に伴われて宮崎県警小林署を訪れ、被害を届け出たという。 小林市によると、真一容疑者は1993年4月、技能労務職員として採用された。2006年から建設課で、市道を維持管理するクレーン付きトラックの運転などを担当。無断欠勤はなく、勤務態度は
【ロンドン=林路郎】英王室は24日、ウィリアム王子(31)とキャサリン妃(31)の間に生まれた王子を「ジョージ・アレクサンダー・ルイ」と命名したと発表した。 通常は「ジョージ王子」と呼ばれることになる。「ジョージ」はエリザベス女王(87)の父君ジョージ6世につながる名で、チャールズ皇太子のフルネームにも含まれている。 賭け事好きな英国民は、王子誕生前からブックメーカーが名前についても盛んに賭けを行い、これまでにハノーバー朝以来6人の王が名乗った「ジョージ」は最も人気の高い名前だった。
電車とホームの間に足を挟まれた女性を救出するため、車両を押して傾ける乗客や駅員ら(22日午前9時19分、JR南浦和駅で)=繁田統央撮影 22日午前9時15分頃、さいたま市南区のJR南浦和駅京浜東北線ホームで、女性乗客がホームと車両の間に落ちて両足が挟まれた。 車内やホームにいた乗客と駅員が協力し、車両を押して隙間を作って女性を救出。女性は病院に運ばれたが、目立ったけがはないという。 居合わせた乗客らによると、ホームに「人が挟まれました」というアナウンスが入り、それを聞いた乗客が自主的に電車から降りて、車両を押していた駅員の作業を手伝ったという。 JR東日本によると、この影響で京浜東北線に一時、8分の遅れが出た。
AP通信などによると、スウェーデンの首都ストックホルムで、夏季の短パン勤務を禁じられた電車の男性運転士ら約15人が、会社側に抗議してスカート姿で通勤した。 電車に冷房設備はなく、車両内の温度は35度近くにまで達していたが、会社側は「身だしなみは大事」と運転士らからの短パン着用希望を拒否。抗議のスカート通勤を決行した運転士(30)によると、「乗客の反応は上々」だったが、会社側はたまらずに短パン勤務を認めたという。
来春からの脱ゆとり教育を前に、ランドセルに市販のA4クリアファイル(横幅22センチ)がスムーズに入るかどうかで、業界内で駆け引きが激化している。 横幅わずか“1センチ前後の差”を巡る攻防は、ランドセルが最も売れる年末年始に向け一段と激しさを増しそうだ。 攻防に火を付けたのはスーパーのイオンだ。A4クリアファイルがランドセルにスムーズに入るように、内寸幅22・3センチの「かるすぽ」を発売したところ人気を呼び、例年の2倍近いペースの売れ行きを見せている。 昨年までは内寸幅21・5センチのランドセルが多く、市販のA4クリアファイルも少し反らせれば入れられる。ただ、来春から教科書の厚みが増し、さらに学校が副教材として独自に配るA4サイズのプリント(横幅21センチ)が増える見込みだ。 これまでも一部の買い物客から「ランドセルにA4クリアファイルが真っすぐに入らない」との不満の声もあったが、脱ゆとり教
千葉県松戸市の県立小金高校(堀誠校長)が、志願者離れに歯止めをかけようと、これまで認めていた私服通学を廃止し、制服着用に切り替える。 2011年度の新入生から導入する。近年、特に女子生徒の間で「制服人気」が高まっていることを踏まえたもので、学校改革の一環として方針を打ち出した。 この方針は昨年末、周辺中学などに通知され、今春の入試では定員が今の280人になった05年度以降、最も多い計600人が受験。一定の手応えを得たという。 同校はもともと制服だったが、生徒らの希望などを受けて1993年度から服装を自由化し、これが大きな特色の一つになっていた。県教委によると、県立全日制で私服通学の高校は現在、同校のほかには東葛飾高(柏市)1校しかない。 ところが近年、小金高は受験倍率が低下傾向をたどり、04年度には学力検査入試で1・15倍と「定員割れを心配するレベル」(本城学教頭)まで低下。危機感を募らせ
開催中の東京コレクション・ウィークを主催する日本ファッション・ウィーク(JFW)推進機構は27日までに、コレクションに参加を予定していた2ブランドを公式参加メンバーから除外した。 ショー運営会社が規約に違反し、原則無料のショーチケットを販売したためとしている。 除外されたのは、26日にショーを予定していたポランカとモードアコテ。JFWによると、両ブランドのショー運営会社が、チケットを1枚2万5000円で販売しているとの情報が寄せられた。ブランド側は「販売の事実は知らなかった」などと話しているが、JFWは「総合的に検討した結果」と説明している。東京コレクション・ウィーク(28日まで)は、主に報道や流通関係者らが対象で原則無料。
既存店ベースの売上高は前年同月比32・2%の大幅増となり、単月として過去最高を記録した。 発熱素材を使った肌着「ヒートテック」やフリース、ダウンジャケットなど冬物衣料の販売が好調だった。金額は公表していない。 百貨店やスーパーの衣料品売上高(10月時点)はいずれも10%程度の大幅マイナスと不振が続いている。 景気低迷で消費者の節約志向が強まるなか、ユニクロは機能性やデザイン、値ごろ感などを武器に、独り勝ちの格好となっている。
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