アメリカ最大の警察組織、ニューヨーク市警のトップを務める本部長に初めて女性が就任することになりました。新たに任命された本部長は、新型コロナの影響で治安が悪化する中「銃を使った犯罪への対応に集中的に取り組む」と意欲を示しました。 ニューヨーク市のアダムズ次期市長は15日、新たな市警本部長に黒人女性のキーシャント・スーエル氏(49)を任命すると明らかにしました。 ニューヨーク市警はおよそ3万5000人の警察官が所属するアメリカ最大の警察組織で、176年の歴史の中で本部長に女性が就任するのは初めてで、黒人としては3人目となります。 スーエル氏はこれまで市近郊の警察で幹部をつとめた実績が評価され、抜てきされたということです。 スーエル氏は会見で「これまでの自分自身の経験と、同僚の警察官や地域の人たちの力を結集して特に銃を使った暴力的な犯罪への対応に集中的に取り組む」と意欲を示しました。 ニューヨー