そろそろあちこちから紅葉の便りが届くようになり、行楽にも最適の時期になってきました。紅葉を求めてドライブでも、と言いたいところですが、筆者は筋金入りの方向オンチで、地図を確認しつつ移動していてもいつの間にか反対の方向に向っていたりして、初めての目的地に素直に辿りつけることはまずありません。 自分の方向オンチの原因を考えるに、地図のような絶対的な東西南北の感覚が欠如していて、自分や目に付く目標物を中心とした前後左右という相対的な感覚のみに頼っているせいのように思います。鳥瞰的な視点が必要なのはコンピュータシステムのトラブル時でも同じで、エラーログの迷路で迷子になった時には、システム全体の中での今の位置はどこか、といった視点に切り替えて眺めた方が、解決のヒントを得られることが多いでしょう。 さて、前回までに英語技術文書を読むいくつかのテクニックを紹介してきました。今回はそれらの応用編として、筆