大ヒット漫画を実写化した映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」が公開中だ。 原作者の諫山創と監督の樋口真嗣が、原作や映画の魅力、テーマなどについて語り合った。 恐怖を快楽に変えたい…原作者・諫山創 ――諫山さんは映画は原作と変えてほしいと要望したそうですね。 諫山 最初の脚本を読んだ時、原作のシーンをふんだんに取り入れていた。そうした縛りを取り払った方が、良いものができると思った。 樋口 諫山先生の提案は現実的だが、その場合「進撃の巨人」と言えるのか。「進撃」とは何か、考え直しました。 諫山 本来と逆ですね。原作者が原作を壊そうとし、監督たちが守ろうとしたわけですから。 ――「進撃」らしさとは。 樋口 巨人と壁と(空中移動のための)立体機動装置。その三つの真ん中に、あがいている主人公たちがいる。特に立体機動装置はすごい。腰回りにだけすごい複雑なメカが付いていて、それで飛ぶ。ワイ