映画よりも映画的なキャラのたった登場人物たちも見逃せません。11月7日のプレミアリーグ、チェルシーFC戦で握手を交わすアーセナルFCのオーナー、ジョシュ・クロエンケ(右のお髭の方)と同チームスポーティング・ディレクター、エドゥ・ガスパー(左)。どちらもシリーズではキーパーソン的脇役です。 オフサイドすらいまだにちゃんと理解できないレベルのサッカー音痴で、熱狂という言葉が苦手なため、人生においてスポーツ観戦をしたことも数えるほど。そんな私が、何の気なしに観始めた「オール・オア・ナッシング ~アーセナルの再起~」を、まさか夜を徹してイッキ見するなんて。でも、そのくらい、スポーツドキュメンタリーとしても、人間ドラマとしても圧倒的な見応えがあり、何よりも多角的な学びが得られる秀作だったのです。カタールが内包する諸問題から批判も高まっている2022 FIFAワールドカップなので、今回は観戦をしないと