学校のいじめが止まらない。なぜ止まらないのか。いじめと真正面に向き合わない学校や教育委員会に原因があるのではないのか。そんな疑いを持ちたくなるような事件がまたあった。 5月29日(2013年)、神戸市立小学校の5年男子児童(10)が野外学習で訪れた宿泊施設の2階から転落し、背骨や両足を骨折する大ケガを負った。学校側は保護者に「みんなと遊んでいてけがをしてしまいました。○○くんが腰椎圧迫骨折、両足首捻挫、両踵骨折隣救急車で病院に搬送され…」と書かれたメールを送った。 ところが、大ケガをした児童の父親からの抗議で学校側は一転、その日のうちに「みんなと遊んでいて」を「いじめが原因で」に訂正したメールを送り直したという。 神戸市教委・学校 父親からの抗議で説明一転 ケガをした児童の父親によると、同級生10人が柔道ごっこをしていて、負けた別の男子児童が2重窓の間に閉じ込められた。大ケガをした児童はこ