クイズ番組の参加者が「拷問者」になるという心理学的実験が、フランスのテレビで行われたそうです。 番組参加者たちは、男性が叫び出すまで電気ショックを与え、さらに死んだようにぐったりするまでくり返し電気ショックを与え続けたという。 番組参加者、操作次第で「拷問者」に 仏で心理学の実験 このテレビ番組「死のゲーム(The Game of Death)」は、一見するとごくふつうのクイズ番組で、歓声を上げる観客とグラマラスな有名女性司会者が、スタジオのきらびやかな照明の下に参加者を招待。 ところがその内容は、テレビが人びとをどれほど残虐にさせることができるかを調べる心理学の実験。いわゆる閉鎖的な環境下における、権威者の指示に従う人間の心理状況を実験するという「ミルグラム実験」のようなもので、クイズ挑戦者たちにはそのことが知らされず、実験の結果はナチス・ドイツの残虐さと思わず比較するようなもの