フィリピンで、慰安婦問題を表す女性の像が、史跡の設置などを行う政府機関によって初めて設置され、現地の日本大使館はフィリピン政府に対して両国関係に及ぼす影響への懸念を伝えました。 像は、フィリピンの民族衣装を着た女性が目隠しをされていて、台座には「1942年から1945年の日本の占領下で虐待の被害にあったすべてのフィリピン人女性の記憶」などと記されています。国家歴史委員会によりますと、像は、設置を提案したフィリピン国内の民間団体から資金の提供を受けて作られたということです。 太平洋戦争で戦場となったフィリピンでは、1990年代に旧日本軍の慰安婦だったという女性たちが名乗り出て、村山内閣当時の1995年に発足した「アジア女性基金」から「償い金」の支給などが実施されましたが、これを拒否して日本政府に「公式な謝罪と賠償」を求める人たちもいます。 フィリピンで慰安婦問題を表す女性の像が設置されたのは
【1月13日 AFP】フィリピンの首都マニラ(Manila)の日本大使館前で12日、安倍晋三(Shinzo Abe)首相の同国訪問を前に、フィリピンの「慰安婦」の支援者と家族らが抗議デモを行った。(c)AFPBB News
慰安婦問題や南京事件などの歴史認識問題で「反日歴史認識が外交を阻害し、わが国の名誉と国益が傷ついた」と考える研究者らが「歴史認識問題研究会」を発足させ、30日に東京都内で記者会見した。 高橋史朗・明星大特別教授が会長、西岡力・東京基督教大教授が副会長、ジャーナリストの桜井よしこ氏らが顧問を務める。「歴史認識問題にまつわる日本非難に対し、歴史的事実にもとづく反論の材料を提供する」ことなどをめざす。 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産(世界の記憶)には、日中韓など8カ国・地域の団体が旧日本軍慰安婦に関する資料の登録を申請している。研究会は最初の取り組みとして申請への反論文を11月中にまとめ、対象となる資料などの問題点を指摘する計画という。(編集委員・北野隆一)
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