「ヴ」 皆さんは、この文字、発音を普段どれくらい使っているだろうか? この春、世界からこの「ヴ」が消えようとしている。 といっても国名の話だ。 「セントクリストファー・ネー『ヴ』ィス」というカリブ海の国の名前が「セントクリストファー・ネービス」に、そして「カーボ『ヴ』ェルデ」というアフリカにある島国が「カーボベルデ」に変わる。これで日本語の国名からは『ヴ』がなくなるのだという。 なぜ変わるのか、そもそも外国の日本語名ってどうやって決めているのか。そんな外国にまつわる日本語の不思議を探ってみた。 (政治部・外務省担当 小泉知世) 国名ってどうやって決まるの? 「ヴ」の消滅を知ったきっかけは、1月から始まった通常国会だった。 この国会に外務省が提出している唯一の法案が「在外公館名称位置給与法」の改正案だ。 この法律は、海外にある日本の大使館や総領事館の名前、それに海外で働く職員の手当などを定め
5月に改修オープンした小田原城天守閣のポスターを巡り、キャッチフレーズに含まれた「開城」の文字が波紋を呼んでいる。 ポスターには「小田原の『誇り』、再び開城」とあり、平成の大改修を終えて真っ白に生まれ変わった天守閣が大写しにされている。 神奈川県小田原市観光課によると、ポスターのデザインはフレーズも含め市が決定。オープン前の告知やJR東海のツアーポスターとして使用され、東京駅など新幹線の駅に掲示されている。 問題の「開城」のそもそもの意味は「降伏して城を明け渡すこと」。小田原城は1590年、豊臣秀吉に包囲されて開城し、4代北条氏政は切腹、5代氏直は高野山へ追放された歴史がある。それだけに、大改修を祝うはずのフレーズが「再び開城」であることに、違和感を覚えた人もいるようだ。 市の担当者は「休館後の開場なので城にかけて『開城』にした。城の扉を開けるというイメージだった」と話す。特に史実を意識し
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