野菜の価格高騰を理由に三重県鈴鹿市の教育委員会が来月と再来月の2日間、小学校などの給食を中止するとしたことについて、鈴鹿市は7日、「批判が多い」などとして中止の方針を撤回することを明らかにしました。 これについて、鈴鹿市の末松則子市長は7日の記者会見で、「教育委員会が相談もなく決めたことで、批判も多い」などとして、中止の方針を撤回し、給食の提供を続ける考えを示しました。 末松市長は「教育委員会には再検討を指示し回数を減らすことがないようにする。早い段階で相談があれば対応を検討できた。混乱を招いたことを深くおわびする」と述べました。この一方で、食材をどう確保するかについては、「学校給食は保護者からの給食費で提供することが法律で定められていて、公費は投入できず、保護者に追加で負担を求めるのも難しい。食材を調達する方法の見直しなども検討したい」と述べ、今月中旬までに対応策を示すとしています。