東京電力は4日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋1階の床を貫通する配管の周辺のすきまから湯気が出ているのを、調査に入った米国製ロボット「パックボット」で確認、撮影したと発表した。 地下にある「圧力抑制室」から漏出した約50度の汚染水から出る湯気が1階に噴き出していると見られる。 蒸気が噴出している周辺の放射線量も、最高で毎時4000ミリ・シーベルトと極めて高く、東電は「継続して監視する」としている。
東京電力は4日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋1階の床を貫通する配管の周辺のすきまから湯気が出ているのを、調査に入った米国製ロボット「パックボット」で確認、撮影したと発表した。 地下にある「圧力抑制室」から漏出した約50度の汚染水から出る湯気が1階に噴き出していると見られる。 蒸気が噴出している周辺の放射線量も、最高で毎時4000ミリ・シーベルトと極めて高く、東電は「継続して監視する」としている。
東京電力は12日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力容器で、冷却水の量が少ないため完全に水から露出した核燃料が過熱して容器底部に落下し、直径数センチ程度の穴に相当する損傷部から水が漏れていると見られると発表した。 東電は、この状態が「メルトダウン(炉心溶融)」であることを認めた。 東電は、圧力容器の温度は100〜200度と安定しているため、今後大きな事故に至る可能性は低いと見ているが、圧力容器を覆う格納容器からも水が漏れだしている可能性が高く、事故収束は難航が予想される。 東電によると、10日から原子炉建屋内に入った作業員が水位計を調整した結果、圧力容器の冷却水位は燃料頂部から5メートル以上低いことが分かった。燃料棒は長さが約4メートルで、完全に露出している。これまでは、燃料頂部から1・65メートル低い位置まで水が満たされていると推定されていた。 東電は、燃料の大半はすでに溶けたり崩れ
カラクリ明かす哀しさ 表紙は著者の顔面アップ写真。アーティスト村上隆がこちらを見ている。睨(にら)んでいるような、人を蔑(さげす)んでいるような。これもひとつのアートなのだろうか。 読んでみると、内容は荒々しいタッチのビジネス論である。何しろ、「絵画は紙や布に絵の具を乗せた痕跡です。痕跡自体に価値なんてありません」と言い切っているのだ。 彼によれば、作品の価値は市場で生まれる。世界の中心はアメリカで、そこでは金持ちたちが「何十万ドルでこの作品を買った俺って、おもしろいヤツだろう?」などと自慢話のネタとして使える作品が高値で取引されるらしい。作品性より話題性。「才能よりサブタイトル」。彼がオタク文化を作品化して成功(オークションで1作品が1億円で落札)したのも、原爆や敗戦と結び付け、「こういう土壌から発生していますよ」と話題にしやすい「文脈」を提示したからだという。「会社の業績が悪かろうがよ
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