ログラスにおけるコード品質でビジネスに貢献する仕組み・カルチャー / A system and culture that contributes to business through code quality in Loglass
0 0 719 0 この 4 年間、Dropbox では、デスクトップ クライアントの同期エンジンを白紙の状態から再構築しようと懸命に取り組んできました。同期エンジンは、デスクトップ パソコン上の Dropbox フォルダの陰に隠れた魔法です。これは、Dropbox で最も長く使われているコード部分であり、最も重要なコード部分の 1 つでもあります。今回、新しい同期エンジン(コードネーム「Nucleus」)をすべての Dropbox ユーザー向けにリリースさせていただくことを、ここに発表いたします。 同期エンジンの書き換えは本当に大変な作業で、多くの環境でマイナスともなりうる構想であったことに鑑みると、手放しで祝う気持ちにはなれません。結果的には Dropbox にとって素晴らしいアイデアであったわけですが、それは、私たちがこのプロセスにどのように取り組むべきかを熟考したからこそ、たどり着
こんにちは、鈴木です。 20 万行を超えるアプリケーションのほとんど全てのソースコードを変更し、テストを行わずに本番リリースしました。 「それってテストいるんですか?」問題 いきなりですが質問です。ソースコードを 1 バイトでも変更したら再テストする必要はあるでしょうか。「絶対に再テストすべき」という方もいれば、「状況によるしケースバイケースかな・・」という方もいらっしゃると思います。 ケースバイケースと考える方は、どのような場合にテストを行わなくて良いと考えるでしょうか。例えば、コメント内の誤字を修正した場合はどうでしょうか。ローカル変数の名前を typo していたので修正した場合、デッドコードを削除した場合はどうでしょうか。 こんなことがありました ある日、Python のソースコードを眺めていると、「# $Id」のような CVS 時代のコメントがありました。いまやソースコードは Gi
https://starttoday-tech.connpass.com/event/96477/ オウチーノではもともとサービスごとに異なる言語やFWを用いてシステムが分かれており、担当者もそれぞれ別々でした。そのため各サービスに精通した担当者が少なく、担当者は日々の運用で手一杯という状況下で、リプレイスもうまく進んではいませんでした。 そこでリプレイスよりも、分かれているシステムをひとつのモノリシックアプリケーションに集約することで、チームとしてよりワークすることをまずは目指しました。 一方で数多くのサービス機能を集約することは、そのモノリシックアプリケーションが急激に肥大化することも意味します。そこでモノリスにすることでの弊害をなるべく抑えつつ集約していく事例についてご紹介します。
このところ知人からよく、「小野さんはプログラマーから経営者になった」と言われる。これはまさにその通りで、かつてソースコードを美しくリファクタリングすることに情熱を燃やした私は、いまは組織をより良いものにしていくことに情熱を燃やしている。つまりリファクタリング対象がソースコードから会社に変わったのだ。 そんな私が今やや苦戦しつつもやりがいを感じて取り組んでいるのが、「2つの異なる文化の共存協調」だ。具体的には、大企業的な文化とベンチャー的な文化を共存させ、かつ協調させようにしようとしている。ウォーターフォール的な文化とアジャイル的な文化の共存協調、と言い換えることもできるだろう。 アプレッソでかなり自由にやってきた私にとって、当初、セゾン情報の動き方は不慣れであり、また動きが遅く感じることもあった。だが少しすると、こうした動き方や文化にも相応の合理性があり、アプレッソで取り入れることが望まし
Rubyのリファクタリングでオブジェクト指向設計に沿った美しいコードになるまでの方法を書いた。 元ネタはこちらのBen Orenstein氏のリファクタリングで、そこに私なりの解説とコードを加えた。かなり追加したのでOrenstein氏の原型とはだいぶ違う箇所もあるがオブジェクト指向設計とリファクタリングに対する考え方は同じなはず。 github.com 全3回に渡ってリファクタリングする。 「イケてない」から「マシ」にするためのリファクタリング 「マシ」から「いいね」にするためのリファクタリング 「いいね」から「スゲーいいね」にするためのリファクタリング 今回は1.の「イケてない」から「マシ」にするためのリファクタリング。 イケてないコード 以下にあるのがなんかイケてないコード。一応動くし、テストもパスしている。でもそのコード品質は平均よりちょっと下。 範囲を指定してその間の売上の総合計
はじめに 先月、CodeIQにビンゴカード作成問題を出題しました。 CodeIQに「ビンゴカード作成問題」を出題しました。みなさんの挑戦をお待ちしてます! - give IT a try このビンゴカード作成問題、ありがたいことに50人もの方が解答を送ってくれました。 挑戦してくださったみなさん、どうもありがとうございました。 前回のエントリでは優秀作品ベスト3を発表しました。 今回のエントリはその続編です。 一部の解答(5本)について、僕が実際にいただいた解答を採点しつつ、リファクタリングする様子を動画に撮っておいたので、その様子をお見せしちゃいます。 おさらい「ビンゴカード作成問題」とは? ビンゴカード作成問題とはその名の通り、Rubyを使ってビンゴカードを出力する問題です。 Bingo.generate_cardというメソッドを呼ぶと以下のような文字列を出力する、というのが要求仕様で
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