ブックマーク / number.bunshun.jp (9)

  • 史上最年少15歳でドラフト指名され阪神へ…“神童”辻本賢人はいま、何をしている?「周りの人は僕が野球をやっていたことを知らない」(酒井俊作)

    「野球をやっていたことを知らない人が9割なので」 まだ桜がつぼみのまま閉じこもろうとしていた3月中旬、神戸の生田神社の近くにあるカフェで、ある翻訳家と話す機会があった。じっくりと向き合うのは久しぶりだった。あの頃をどのように過ごし、いまをどのように生きているのか……。彼と別れてから、ボイスレコーダーを聞き直した。ふと脳裏をよぎったのは、かつて読んだの一節だった。 《人間はひとりひとりがそれぞれじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。》(ミヒャエル・エンデ『モモ』岩波少年文庫、大島かおり訳) 翻訳家の朝は早い。彼とLINEでやり取りする時、メッセージが届くのはいつも午前4時である。海外と業務の打ち合わせをするために早起きするのだという。世の中が寝静まっている夜明け前に動きだすようになってから、ずいぶんの時が経つが、この

    史上最年少15歳でドラフト指名され阪神へ…“神童”辻本賢人はいま、何をしている?「周りの人は僕が野球をやっていたことを知らない」(酒井俊作)
  • 「うわっ、やられた…」ラグビーW杯、フランス現地記者ヤバい宿泊トラブル《オーナーが突然バックれ、11万円返金不可かも》列車も1時間遅れで…(生島淳)

    約束したチェックインの時間まで、すでに4時間を切っている。会えないってことは……4泊11万円もする部屋に入室出来ないってことだ。 この瞬間、わたしたちは「宿無し取材部隊」と化したのだった。 11万円は返金されるのか…? そこからは猛烈な勢いで、ふたりで頭を回転させ、次善策を練った。 まず、「返金不可」とナメたことを書いていたオーナーから返金をしてもらわないといけない。Mくんは「今日は会えません」と書かれた文面をスクショして保存、それを日のサポートセンターへと送ることにする。 この時間、ギリギリで日語のサポートセンターが開いていたので(日時間夜9時まで)、日語でやり取りが出来たのは不幸中の幸いだった。 担当者の対応は素晴らしかった。Mくんに電話してきて、「『今日は会えません』という意味不明な文章は、こちらでも確認いたしました」と同情して、善後策を一緒に練ってくれた。 まずは、担当者か

    「うわっ、やられた…」ラグビーW杯、フランス現地記者ヤバい宿泊トラブル《オーナーが突然バックれ、11万円返金不可かも》列車も1時間遅れで…(生島淳)
    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2023/10/03
    ”56歳にして、地べたでハンバーガーを食らうという行為の情けなさ”普段とても偉い人なんだろうなあ。
  • 最低賃金は月収27万円なのに…まさかの逆ギレ「休憩なんだよ!」ラグビーW杯、現地記者が味わった“絶望感”「日本人とフランス人、働き方の差」(生島淳)

    そこから街中へと帰るわけだが、前日のウェールズ対ポルトガル戦の時には、なんとメディアバスが勝手にキャンセルされていた。運転手が現れなかったのだ(私は、イングランド人とウェールズ人が喧嘩歌合戦をしているトラムで帰った。これはこれで最悪の体験だ)。 ニースのメディア担当者は「このようなことが二度と起きないように対処する」とメールで詫び、日対イングランド戦では万全を期すことを約束した。 「やめようかな。明日の朝、早いんだよね」 ところが、である。 メディアバスは25時にやってこなかった。私はラジオ出演があったため、バスを使うのを諦めていたのだが、利用した人の話によれば、結局、バスが出発したのは25時30分だったという。しかも、その運転手は驚きの言葉を取材陣に発した。

    最低賃金は月収27万円なのに…まさかの逆ギレ「休憩なんだよ!」ラグビーW杯、現地記者が味わった“絶望感”「日本人とフランス人、働き方の差」(生島淳)
    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2023/10/03
    みんなサボってますよと言えば日本人もサボり始めるよたぶん。
  • 高校生イチローは“練習しない天才”? 同級生が語る真相「一朗にとって名電も甲子園も通過点」「日経新聞読んでた」「2本は予告付き本塁打」(赤坂英一)

    ところが、昨年12月になってイチローが突然「日が迫ってるからしっかりやれ」と言い出した。打撃投手やノッカーを務めるのは、気モードのイチロー自身だ。 高田たちが練習場で歩いていただけで、「ダッシュだ!」とどやされる。イチローがノックする打球を下がって捕ったら「前へ出ろ、前へ!」。打球を身体で止めると「そうそう、それだ!」。時には「野球をナメるな!」と厳しい活も入れられる。 「もう、怖い、怖い。イチローに散々しごかれたおかげで足がパンパン。当日は強力なロキソニン飲んで試合に出ました」 投手イチローとバッテリーを組んだ捕手が覚えている練習 イチローは現役時代、人一倍練習で汗を流し、自らを限界まで追い込んでいた。草野球でも妥協を許さぬ姿勢は変わらない。高校時代、投手のイチローとバッテリーを組んだ同級生の捕手・畑憲作が言う。 「僕らの高校時代、1980~'90年代の“名電野球”です。昔は毎日そうい

    高校生イチローは“練習しない天才”? 同級生が語る真相「一朗にとって名電も甲子園も通過点」「日経新聞読んでた」「2本は予告付き本塁打」(赤坂英一)
  • 「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)

    2021年、日サッカー界最大のジャイアントキリングは、天皇杯2回戦で起きた“おこしやすの奇跡”だった。関西1部リーグ所属のおこしやす京都ACが、J1の強豪サンフレッチェ広島を5対1で破ったのだ。その舞台裏には、「まともにボールを蹴ったことがない」と語るサッカー未経験の分析官がいた。(全2回の1回目/後編へ) 学生時代、部活に所属していなかった“サッカー店長”こと龍岡歩は、サッカーを見ることに多くの時間を費やした。高校卒業後は、9年間の海外放浪を経てサッカーショップに就職。並行して書いていた戦術ブログが関係者の目に留まり、サッカー素人でありながらJ3の藤枝MYFCに分析官として加入することなる。その後、おこしやす京都ACに活躍の場を移した龍岡は、先述したジャイアントキリングの当事者となった。 「試合前に『この試合勝てるよ』って言ったら、チームのみんなに笑われました(笑)。監督ですら10回に

    「10回やったら3回は勝てる」5部のクラブが天皇杯でJ1広島に快勝…サッカー未経験の分析官が語る“おこしやすの奇跡”の裏側(澤田将太)
  • 188センチGK山根恵里奈が29歳で引退の理由 スペインで言われた「自分を傷つけすぎている」の意味(細江克弥)

    この12月で30歳。来年には東京五輪があるというのに、なぜこのタイミングで引退を決意したのか。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに所属する元なでしこジャパンのGK山根恵里奈は、「それが当にわからなくて」とまるで他人事みたいに笑った。 「8月くらいだったと思うんですけれど、気がついたら『あれ?』って。もともと、ずっと前から30歳がひとつの節目になるだろうなとは考えていたんです。でも、コロナ自粛明けの6月の時点では、『きっと来年もやるだろうな』と普通に思っていたので」 それが、なぜ急に。 「急というか、自然と。リーグ戦が始まって、何となく、いつもよりずっと引いた位置から、すごく客観的にチームを見ている自分に気づいてしまって。1歩どころじゃなく、2歩も3歩も。で、ああ、自分はもう、そういう感じなのかなって」 気持ちが完全に固まる前に、とりあえず軽めのLINEを入れてみた。相手は母親。「もし

    188センチGK山根恵里奈が29歳で引退の理由 スペインで言われた「自分を傷つけすぎている」の意味(細江克弥)
    Mozhaiskij
    Mozhaiskij 2021/07/25
    "まるで脈絡のない指摘"っていや脈絡はあるでしょう。自責的な感覚でやってたらできるものもできないので。
  • 甲子園決勝は本当に明日でいいのか。金足農業・吉田輝星の投球数が……。(氏原英明)

    過去に何度も見た光景だった。 表現としては“末恐ろしいピッチャー”だ。 秋田県大会からすべてのイニングを1人で投げぬいている金足農のエース・吉田輝星がまた、快投を見せた。 準決勝の日大三戦では、2点を先行すると、そのアドバンテージを最大限に生かすピッチングを展開。ピンチに陥ってもしっかりと間を取り、走者のスタートを一歩ずつ遅らせ、打者に対しては変化球を低めにコントロールして、ギアを上げたストレートで強力打線を黙らせた。 5試合連続完投勝利は見事というしかない。 限界を超えていてもおかしくない心身の状態でありながら、それでも快投をみせる。 しかし、吉田のような投手をみたのは過去に1度や2度ではない。 「投げないという選択肢はなかった」 2006年の斎藤佑樹(早稲田実)しかり、2008年の戸狩聡希(常葉菊川)、2010年の島袋洋奨(興南)、2013年の高橋光成(前橋育英)……。筆者が取材現場に

    甲子園決勝は本当に明日でいいのか。金足農業・吉田輝星の投球数が……。(氏原英明)
  • 27歳で、ついにフルシーズン完走。湘南・山田直輝が語る怪我と代表。(杉園昌之)

    完全復活では満足できない。今年2月、新しい自分になることを誓っていた。 「かつての姿に戻っても、停滞だと思う。もっともっと上を目指す。今季は見ててください」 10月29日、湘南ベルマーレの黄緑色に染まったBMWスタジアム平塚のゴール裏で、J2優勝のシャーレを両手に抱えた山田直輝は、無数のフラッシュをたかれ、充実の笑みを浮かべていた。 「チームの目標は達成できた。J1昇格が決まるまでは長い1年だったけれど、いまとなっては短く感じる」 大雨のなか、興奮冷めやまぬ様子でシーズンを思い返した翌日。晴れやかな平塚の朝、リカバリートレーニングを終えると、落ち着いた口調で自らの1年を振り返った。 「自分自身、変われたと思う。1シーズンを通し、試合に出て、昇格に貢献できたので。それは、ケガをしないで1年を過ごせたということ。個人の目標も少しは達成できたかな」 18歳で代表デビューも、度重なるケガに泣いてき

    27歳で、ついにフルシーズン完走。湘南・山田直輝が語る怪我と代表。(杉園昌之)
  • 勝点63のG大阪が2位、72の浦和が3位。その順位表にサッカーへの愛はあるか。(近藤篤)

    11年ぶりに復活した不可思議なチャンピオンシップは、サンフレッチェ広島の勝利で幕を閉じた。 広島が勝ってよかった。誰もがそう言う。もしかしたら、ガンバ大阪のファンでもそう思った人がいるかも知れない。理由は一つだ。これで広島が負けたら洒落にならなかったから、である。 実際のところ、広島にも負ける可能性はあった。もしオ・ジェソクの軽率な退場がなかったら、CSはどんな風に展開していたのだろうか? セカンドステージ優勝、年間1位、勝ち点74、得点73、失点30。歴史的とも言える数字を残したチームがもし、でもJリーグ王者ではないんです、となってしまっていたら、今頃僕たちサッカーファンはどんな議論を交わしているのだろうか? サッカーに対する愛情を欠いたように見える順位表。 例えば、こんなことだって起こり得たのだ。 JリーグのオフィシャルHPを訪ねて、順位表のところをクリックしてみてほしい。1秒も経たぬ

    勝点63のG大阪が2位、72の浦和が3位。その順位表にサッカーへの愛はあるか。(近藤篤)
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