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ブックマーク / tretten.web.fc2.com (4)

  • 小ネタ集と幾つかの夢 2006~2007

    新しい店に配属になって最初の日だ。同じ店に配属になった新入社員はもう一人おり、少し会話を交わしたのだった。 自己紹介から始まり、お互いが以前はどこの店にいたのかという話になった。 僕は宮城については全くの無知であるので、彼女がその店の名前を言っても、どこにあるのかさっぱりわからなかったし、イメージも全然沸かなかった。 「それ、どこにあるの?」僕は訊いた。 「どこっていうか……」 「南のほう?」 「いや」 「北?」 「うーん……」そして、彼女は続けた。「方角では表せないんだよね」 そんな場所があるのか。ラピュタか。 魚部門の一人の祖母が亡くなったそうで、急遽休みをとったらしく、魚部門の人たちがかなり忙しそうだった。 昼休み、魚部門の人たちが「あー、疲れた」などと言っていると、店長が来た。かなり謙虚な店長だ。「どうしたんですか」などと、魚部門の人に声を掛ける。 事情が一通り説明されると、店長は

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    Re-KAm 2017/08/29
  • ものぐさのためのアカハライモリ飼育講座 - 13日のページ

    0 序文 ペットを飼うことを諦めようとしている者、或いは、自分はペットを飼う資格などないのではないかと考えている者にこそ、イモリはおすすめである。あるウェブサイトに「アカハライモリの飼育は、観葉植物を育てることより易しい」と書いてあるのを見かけたが、これは決して大げさな表現ではない。それほどイモリをペットとして導入し、飼育し続け、愛で続けることは容易いことなのである。 概ねこれからペットを飼おうとしている者は、例えば犬を飼おうとしている者ならば、「犬とは何か」と考えるところから全てが始まる。要するに、犬をペットとし、共に過ごす生活を想像しさえすればいいのである。その作業を通じて、犬を飼うためにはどのような手続きが必要か、どのような設備が必要か、予算は足りるか、犬と過ごすことでどれだけ生活が豊かになるか、また、どれだけの手間がかかるかを考慮した後、それでも犬を飼うのだと覚悟を決めた者だけが、

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    Re-KAm 2017/08/29
  • TOP - 13日のページ

    些細な、且つ、個人的に重大な事件。 まったく無駄な思索。 実行しないための方法論。 緩やかな詭弁。 その他。

    Re-KAm
    Re-KAm 2015/10/20
  • 役立たずの読書集

    ▼序文 子供の頃、読書をしろとよく言われた。両親はいろいろとを買い与えてくれたのだが、僕はそんなものには一向に興味を示さず、スーパーファミコンばかりしていたのだった。スーパーファミコンやそれ以前のパソコンのゲームであるMSXというものも同じくして親が買ったものだったので、彼らは僕がテレビゲームばかりに興味を示したからといって、特に何も言わなかった。 大人になり、テレビゲームをする代わりに少しばかりだがを読むようになった。決してが好きではないのだが、読書というのは有用なものなのだということを知っていった。そうした中で、僕は驚天動地の考え方を知ることになった。 「読書しすぎることは悪である」 すなわち、読書をしすぎることによって、知識だけが頭の中に蓄積されて、自分で考えることを疎かにしてしまうということだ。つまり、を読まないことは悪なのだが、を読みすぎることも悪なのである。 以下に挙

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    Re-KAm 2015/10/20
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