タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/sikyakutammka (1)

  • 短歌評 世界のシステムに抗する歌・木下龍也論  竹岡一郎 - 「詩客」短歌時評

    木下龍也の歌集『つむじ風、ここにあります』を読んで、久しぶりに面白かった。面白かったのは、この作者の危うさである。世界のシステムに準拠する振りをして、実は全力で拒否したがっているところである。 じっとしているのではない全方位から押されてて動けないのだ 全部屋の全室外機稼働してこのアパートは発進しない 一首目の「押されている」のは、何に押されているのか。膨大な情報に押されているのだと読む。人間は良心的であろうとすればするほど、客観性を求めるものだ。インターネットが発信する世界中の情報の(それは世界中の主張、と言い換えても良い)、何が正しくて何が不正なのか、何に準拠して動けば良いのか、考えれば考えるほど動けなくなる。それは作者の純情であって、私などはそこに感動する。 だが、実のところ、正しさなんてものは、ほぼ無い。誰もが自己正当化を正義であると誤認し、そしてその正義が無数に殖え続ける現状におい

    短歌評 世界のシステムに抗する歌・木下龍也論  竹岡一郎 - 「詩客」短歌時評
    Re-KAm
    Re-KAm 2017/10/28
  • 1