制作を手掛けたのは、ベルトコンベヤー式の3Dプリンターを開発する合同会社BirthT(バースト、東京・大田区)。会場では3Dプリンターの出展はなかったものの、造形物(剣)の展示と「コスプレ制作の書」なる作り方の解説本が販売されており、本は瞬く間に完売した。 剣のような長尺品は小さいパーツごとに造形し、あとで組み立てるのが一般的だが、展示していた剣は、ほぼ長尺のまま一体造形したという。継ぎ目なしに作れる上に、組み立てのわずらわしさからも解放されるとあって、本物志向のコスプレーヤーに好評だ。3Dプリンター側に一体どんなカラクリがあるのか。同社が入居する東京・大田区の創業支援施設「六郷BASE」を訪ねた*。