阿部洋一/太田出版
この記事を書いた理由はただ一つ。 あなた方には全員幸せになってもらいます。 春アニメの後半で 気がつけば2016年春アニメも後半を迎えている。そんな現在、俺の中で評価が上がっている作品が一つ。それは『あんハピ』である。 当初は数ある新アニメの一つ、としか見ていなかった。しかし回を重ねるごとに、その認識は変わっていく。そして今はこう言う。このアニメは日常系の先を行くものである、と。 知らない人のために簡単にこの作品について説明しておこう。公式サイトにはこのように書かれている。 不憫な少女たちが今日も元気に繰り広げる励まし系学園コメディ。 〝負の業〟すなわち不幸を背負った生徒たちが集められたクラス、天之御船学園1年7組に入学した、不運の花小泉杏(はなこ)、悲恋の雲雀丘瑠璃(ヒバリ)、不健康の久米川牡丹(ぼたん)、方向オンチの萩生響(ヒビキ)、女難の江古田蓮(レン)。 「しあわせ」になるべく高校
この赫変たる海原を生き抜くために。 如月を沈め、和やかにカレーを作り、提督を静かに抹消した波乱の航海となった、アニメ版艦これ。その最終話は、「春のライダー大戦だ」と言わしめるほどの登場ラッシュと雑なバトル、突然の大鳳着任と提督帰還を経て、意気揚々と鎮守府に帰還した。そして、「待ってただろうお前ら!」と言わんばかりの「続編決定!」という、KADOKAWAお家芸によって幕を降ろした。 ある人は手を叩いて喜んだ。「またかわいい艦娘たちに会える!」と ある人は床を殴って怒った。「正真正銘のクソアニメじゃねえか!」と。 KADOKAWAのお偉い人のツイットも起爆剤となり*1、艦これ界隈はかつてない戦争の火蓋が切って落とされようとしている。その勢いは、前期の「ゆゆゆ論壇」をも凌ぐほどだろう。 僕自身は、最終話まで見届けて「四大すら凌ぐクソアニメ」という結論に達したが、同時に「動く響や夕立はとてもかわい
ニーチェの講義録『古代レトリック講義』を読むと、哲学者派と弁論家派が互いに敵対し長きに渡って抗争を続けてきたことがよくわかる。「真理」という価値を重んじ、「認識」をけっして疑おうとしない“真性の”哲学者たちは、人々を説得して罠にはめるレトリックがもたらす「本当らしさ」をもっとも嫌う。 レトリックは人々に対して罠を仕掛けている。そう言って哲学者たちは実に執念深くレトリックを告発してきた。ここで罠というのは、自分が操作されていることを気づかせないまま私たちを説得しようとする罠、私たち自身の自由な意志に逆らって、語り手の企みによって私たちを味方につけてしまおうとするあの罠のことである。哲学者たちは、最善のものから人々の目を逸らさせ、自由意志を外から犯すレトリックのことが心の底から気に食わないのである。 1.『ゴルギアス』のレトリック論 プラトンはレトリック(*1)が大嫌いだった。それゆえ彼は、レ
台詞 はてなブックマークはつかないけれどもツイッターやフェイスブックで拡散される記事を見てください 大半が、衣食住恋愛子育てゲーティーグ界の関しての記事です 社会を見ても、人々の尊敬を集めるのは哲学者や宗教家ではなく おいしいもの 美しくて可愛いもの 皆に物理的な豊かさを提供できる人たち マズローのピラミッドは先端に行けば行くほど身体性から遠ざかります はたしてそれは階段を上がっているのでしょうか それとも降りているのでしょうか ごはんがおいしい 安心して眠れる 好きな人がいて幸せ 綺麗な服で清潔で健康 ただ生きる ただ生きること自身を心から楽しめない またはそれを得ることの出来ない人間 自己実現とはそういう人間のルサンチマンです 神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1) 作者: ダンテ,平川祐弘出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/11/04メディア: 文庫購入: 7人 クリ
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