ことし10月5日で、亡くなってから10年になるスティーブ・ジョブズ。 マッキントッシュ・コンピューターからiPhoneまで、IT分野のフロントランナーとして世界を変えたジョブズは、禅や和食などの日本文化に深い関心を持っていた。 そして、時折、家族と古都の京都を訪れていた。 ジョブズに京都はどう映っていたのか。その素顔に接した人たちを取材した。 (国際放送局 World News部記者 佐伯健太郎)
IT/Web業界を席巻(せっけん)した「ナナロク世代」から10年。1986年生まれの「ハチロク世代」がIT業界を変える日が迫っている。コミュニティ「ハチロク世代」中心メンバーの座談会から、新しい世代がIT業界にもたらす変化を探る。 特集「『ハチロク世代』がやってくる」の最終回は、実際の「ハチロク世代」にご登場願おう。 そもそも「ハチロク世代」という言葉は、今回登場するコミュニティのメンバーが「ナナロク世代」のパロディとして名付けたものである。 「ナナロク世代」とは、1976年前後に生まれたWeb系企業の起業家や技術者たちを指す。mixiの笠原健治氏、はてなの近藤淳也氏、GREEの田中良和氏、paperboy&co.の家入一真氏、DeNAの川崎修平氏、Six Apartの宮川達彦氏、ニワンゴのひろゆき(西村博之)氏などがそれに当たる。 Web上のさまざまなサービスやビジネスを生み出した世代か
2011/04/14 オープンソースのプログラミング言語「Ruby」の開発コミュニティで、いま注目されている人がいる。福森匠大(Shota Fukumori、sora_h)さん、14歳だ。国籍、性別、年齢などは無関係というオープンソースの世界だが、これほど年若い参加者が「コミッタ」と呼ばれる開発のコアメンバーに迎え入れられることは珍しい。Ruby開発に加わった時点では中学2年生。「最年少記録」を塗り替えた。 欧米を中心にビジネスの世界でも迎え入れられつつあり、先日、JIS規格化もされたRuby言語。そのRubyの生みの親で、現在も開発をリードしているまつもとゆきひろさんに島根県から動画チャットで加わってもらい、福森さんに話を聞いた。 無料海外ドメインも使う「デジタルネイティブ世代」 記者への挨拶もそこそこに、最新のAndroid端末とMacBook AirをWiFiルータでネットに接続する
1990年代以降に生まれ、その才能を芽生えさせつつある若い人材――原上ソラもそんな一人に数えられる。「勉強会の空気を新たにネット上にも構築してみたい。今度はオフが苦手な人たちも巻き込む規模で」と話す彼の素顔に迫る。 「Rubyで疑似Cometを実装してみた」「RubyとJavascriptの疑似Cometで疑似チャットを作ってみた」――これを見て、どこのシステムエンジニアのブログだろうと感じた方は、すでに感覚がズレはじめている。一見してパソコン歴が長いと感じさせるこの文を書いているのは、まだ13歳にも満たない若きデジタルネイティブである。 この連載では、1990年代以降に生まれ、その才能を芽生えさせつつある若い人材を取り上げる。もっとも、この連載は「若さ」を売りにするものではない。若さに絶対的な価値があるのなら、若者のこれからの人生はただ衰えていくだけのむなしい時間でしかないからだ。若い才
ITエンジニアから学生たちへのメッセージ。何を思ってIT業界を選んだか、学生にはどんな思いを持って来てほしいかをIT業界の先輩エンジニアが語る。 JavaScript技術の第一人者として知られるamachangこと天野仁史氏。その高い技術力を生かし、サイボウズ・ラボで未来のグループウェア開発に取り組む一方で、ブログ「IT戦記」を通じてプログラマ志望者にJavaScriptの勉強法を指南するなどブロガーとしても積極的に活動している。そんな、IT業界の最先端で活躍する天野氏だが、この業界に入るまでは、まったくの“IT素人”だったという。 「高等専門学校の電気工学科を卒業して、岩通ソフトシステムにプログラマとして就職したのですが、学生時代はITに関しては素人同然でした。元々新しいもの好きの性格なので、パソコンにも興味をもっていましたが、それほど使い込んでいるわけではなく、自分でWindowsのイ
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