中国、韓国、世界で仕事をしてきたビジネスマンが読み解く時事問題。外国人とのビジネスで知った彼らの本質、政治家や評論家には見えない視点で迫ります。 前回と前々回でアメリカはアメリカで無くなった。我々が想像する アメリカは消えてなくなりましたと書きました。 今日もアメリカについて考えてみたいと思います。 アメリカが変わり始めたきっかけはベトナム戦争だと思います。 第二次世界大戦後アメリカは世界の嫌われ者である共産主義国家 ソ連と勢力拡大の代理戦争をしていました。資本主義陣営からみれば 悪のソ連対正義のアメリカに見えていました。 アメリカの軍隊もアメリカ国民もはっきりと正義を持っていました。 彼らは常に正義を見据え、共産主義との戦いに誇りを持っていました。 その誇り高き姿勢は資本主義陣営のまともな国々にとって頼もしい かぎりでした。 しかし10年以上続いたベトナム戦争によってアメリカ国内の人心は