[香港 9日 ロイター] 父親の年齢が高い子どもは、乳幼児期に行われる知能テストの成績が比較的低いことが、オーストラリアの研究でわかった。一方、母親の年齢が高い子どもは、同様のテストで好成績を収めていることも明らかになった。 この研究では、1959―1965年に米国で生まれた3万3437人の知能テスト結果を分析。生後8か月、4歳、7歳の時点に行われた読解能力やスペリング能力、計算能力などを測定する各テストが対象となった。これらのテストで、父親の年齢が高いほど、子どもの成績が低くなる傾向があったという。 研究グループはこの結果について、卵子は女性が産まれるときから体内にあるのに対し、精子は日々作られるという差があるとした上で、男性の年齢とともに精子が一部変化する可能性が関連しているのではないかと指摘している。