[東京 20日 ロイター] - 1月貿易統計で対中輸出が前年比マイナス17.4%と大幅に落ち込み、マクロ経済のウオッチャーに「ネガティブ・ショック」が走った。輸出の約2割を占める中国向けの減速が続けば、製造業を中心に設備投資に急ブレーキがかかりかねない。 2月20日、1月貿易統計で対中輸出が前年比マイナス17.4%と大幅に落ち込み、マクロ経済のウオッチャーに「ネガティブ・ショック」が走った。輸出の約2割を占める中国向けの減速が続けば、製造業を中心に設備投資に急ブレーキがかかりかねない。写真は都内で2016年3月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai) すでに先行指標の機械受注では、製造業からの受注減が表面化している。戦後最長の景気拡大認定が目前に迫る中、ピークアウトのリスクを指摘する専門家も出てきた。 <中国向け輸出、2桁減続く> 「輸出の失速するリスクが一段と高まっている」──