ノートパソコンの世界で、薄さと起動の速さを売り物にした「Ultrabook(ウルトラブック)」が注目を集め始めた。 日本では昨年末から、東芝や台湾アスーステック・コンピューター、日本エイサー、レノボ・ジャパンが市場に投入している。今年に入って、日本ヒューレット・パッカードも新機種を販売。2月22日には14型液晶とガラスを使った本体デザインが特徴の新機種「ENVY14 SPECTRE」を発表した。同社は「持ち歩き用途だけでなく、普段、家で使うノートパソコンとしても薦めたい」と意欲満々だ。 パソコン大手の富士通でユビキタスプロダクトビジネスグループ長を務める大谷信雄・執行役員常務は「今年の夏商戦に向けて4~5月、ウルトラブックを発表する」と意気込む。NECも同様だ。 IT(情報技術)市場調査会社のMM総研の調査によれば、2010年度(2010年4月~2011年3月)のモバイルノート(画面サイズ