「救いがある」とか「…ない」と言う。 (いまは「災害救助」の話は含めません) テレビドラマなどで、ある話が不幸な結末で終わっても、 結末に一条の光が感じられるとき、希望を少しでも感じるとき、 「救いがある」と思う。 たまに絶望的な結末があり、「救いがない」と感じる。 ----- 『救いとは何か』 山折哲雄 森岡正博 は、とても深く考えさせる本だった (グーグル画像より) 年寄りの宗教学者の山折さんと、気鋭の哲学者の森岡さんの対談本。 魂や祈りといった人間の心、内面を強くだいじにされる山折さん。 そういうもののたいせつさはわかるものの、ご自身は信仰を持てないと あくまで論理にこだわり、救いは宗教、信仰によらなくても哲学的に見いだせる と語る森岡さん。 親子ほどの歳の差の、お二人の熱のこもった話がおもしろかった。 (さまざまな観点から述べられていましたが、「死」から見つめた話が強く心に残っ