HDD静音化パーツ「SMART DRIVE」で一世を風靡した、株式会社グロウアップ・ジャパンが2011年11月9日、東京地方裁判所において破産手続き開始決定を受けた。官報(2011-11-24/号外251号)によると負債総額は約3億円とされている。 ■「不要パーツ箱」から出てきた「SMART DRIVE 2002」 年末、編集部の「不要パーツ箱」を整理していると、中から長方形の“箱”が出てきた。USBケーブルや電源ケーブルの固まりをかき分け、その物体に手を伸ばしてみると、それはキンキンに冷えたアルミニウム製の「SMART DRIVE 2002」だった。 「SILENT DRIVE」の派生版として1999年に登場した「SMART DRIVE」は3.5インチHDDを5.25インチサイズのアルミニウムBOXに入れ、HDDの冷却と静音化を図るという、グロウアップ・ジャパンの看板製品だった。 黒の筐