北海道の矢臼別演習場(別海町など)で行われている在沖縄米海兵隊の実弾射撃移転訓練で、非人道兵器といわれる白リン弾が使われている可能性が、移転訓練に反対する住民らの監視活動でわかりました。 11回目になる同訓練は、参加隊員約430人、りゅう弾砲12門・車両約100両と過去最大規模になりました。訓練開始が予定された5月26日と27日は中止されたものの、28日から実弾射撃訓練が連続して行われています。 訓練は、16連発・20連発などの155ミリりゅう弾砲12門全開で、連日すさまじい砲撃。夜間訓練も毎晩実施し、照明弾も打ち上げています。 29日と31日には、演習場内で山火事が発生しました。白リン弾がその火事の原因と思われると監視メンバーは指摘します。白リン弾は人体に触れると5000度もの高熱で「骨まで焼き尽くす」といわれ、米軍がイラク・ファルージャで民間人に使用し、大問題になった残虐兵器です。 3