IoT(モノのインターネット)や機械学習の飛躍的な成長によって、さまざまな職種で人間を必要としない未来が予想されている。 経済アナリストや税理士といったデータを扱う職種だけでなく、弁護士やプログラマすらも消えゆく職種と言われており、当然ボディケアに関わる職種も例外ではない。 既にマッサージ機は10万円も出せば高性能なマッサージチェアが手に入り、1万円程度のハンディタイプも、ちょっとした肩凝りや脚の疲れをほぐすには充分な性能を持っている。 一方で鍼灸(はりきゅう)は電気針や温灸などの機材こそ既に使用されているものの、あくまでオプションの範囲で留まっており、直接人体に針を刺したり灸を据える行為自体は鍼灸師自身の手で行われている。 しかし、もし刺針および灸を据えることのできる機械が作られたなら、鍼灸師の大失業時代は確実にやってくる。 鍼灸師の職域を脅かす可能性がある機械 針を刺す行為のできる機械