小板橋太郎 前日経ビジネス編集委員兼副編集長 1991年立教大学文学部史学科卒、日本経済新聞社入社。整理部、社会部、産業部などを経て2011年から日経ビジネス編集委員。現在は日本経済新聞社企画報道部デスク この著者の記事を見る
参考リンク:ジャーナリスト池上彰から敵前逃亡をした新都知事の情けなさ - Nothing Ventured, Nothing Gained. 僕は池上彰さんの著書をたくさん読んでいますし、池上さんというジャーナリストがいてくれるおかげで、いろんなことを知ることができて、感謝しています。 ただ、最近ちょっと、池上さんについて、「わからなくなっている」ところがあって。 この参考リンクの記事では、舛添さんが「池上さんは細川支持なのではないか?」と判断し、質問を避けようとしたのではないか、と書かれているのですが、僕はちょっと意外な気がしたのです。 舛添さんは、池上さんのどこを、あるいは何をみて、「細川寄り」だと考えていたのか? 僕の疑問は以下のとおりです。 池上さんは、さまざまな政治家に対して、視聴者の視点で「疑問」に斬り込んでいってくれますが、池上さん自身の政治的な信条というのは、どこにあるのだ
少し前にテレビで「まっすぐ帰らない男たち」という特集があった。仕事が終わると、ゲーセン、カフェテリア、書店、飲み屋、家電量販店にたたずむ男達の姿を追った内容だった。中には週3回はカプセルホテルに泊まるという男性もいた。 仕事でもない、家庭でもない。とにかく「立場」のない世界に居たいとの言い分だった。あるトレーダーの男性はゲームセンターでメダルゲームに熱中していた。自分の金を使い、ただただメダルを増やしたり、減らしたりする。その結果が自分のみにしか関係がないのが理由らしい。なるほど、他人の金を預かり、殖やすことを目的とされた仕事とはどれだけ殖えても自分のためではないことがストレスになるというか、心の手ごたえがないのだろう。その人の、ただ、結果が自分にしか関係がないことが安心する、と言った言葉がとりわけ心に残っている。 私もずいぶん定時上がりの日々を過ごしている。その後は帰宅せずかならずどこか
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