『イモータルズ フィニクス ライジング』をユービーアイソフトにて3時間ほど試遊させてもらい、すぐに思ったのは「ユービーアイがまたオープンワールドで新しいチャレンジをした」ということだった。 本作はいわゆる「壁となるような障害物がなく、どこまでも進める」、「登場人物が次に何をすればいいか説明しすぎない」、「スタミナ制で壁を登ったり、素材を集めたりしながら進む」という、いまさまざまなメーカーが追求しているオープンワールドの潮流のひとつだ。 そこで本作がチャレンジをしたと感じたのは “物語のデザイン”である。ギリシャ神話を題材としているし、ちょっと堅苦しく聞こえるかもしれないが、むしろ逆で笑えるのだ。プレイヤーを笑わせながら、ひねった構造を実現しているのである。 一体それはどういうことか。一言で書けば “神々による漫才の世界を旅するオープンワールド”なのである。いや、これでも何のことかわからない