20年秋に発表されたように、オリンパスの映像部門(カメラと双眼鏡とICレコーダー)が分社化され、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が設立したOJホールディングスに譲渡された。まあユーザーから見ればOMデジタルソリューションズになってもカメラの刻印は当面「OLYMPUS」のままで何か変わることはないのであるけれども、OMデジタルソリューションズ発足記念で、ちょっとオリンパスのデジカメの歴史なぞを振り返ってみたい。 実はデジカメ黎明期、デジタルカメラの普及を引っ張ったメーカーの1つだったが、その後ヒットしたり蹴つまずいたり浮いたり沈んだりでなかなか興味深い。 デジカメ黎明期に存在感を見せたオリンパス 1995年にカシオが「QV-10」を発売して始まった一般向けデジタルカメラの歴史はKodakの「DC-40」や富士フイルムの「DS-220A」、リコーの「DC-1」など同じ年に登場し