代表選ちょっといい話 その1 松木けんこうさんの人情投票 <首班指名は記名投票> 国会の1番重要なものの1つである首班指名は、記名投票で決められる。つまり、左側に「篠原孝」と書いた上で「野田佳彦」と書く。各党ともその党首名書くのが普通である。 ところが、今回、小沢一郎と海江田万里が1票ずつあった。私は、松木さんは相変わらず小沢一郎命だなあと感じて電話をした。ところが、小沢一郎と書いたのは、元秘書で民主党を離党している石川知裕さんで、松木さんは海江田万里と書いていたのだ。 松木さんは、ただ一人、菅直人総理の不信任案に賛成し、民主党を除名されている。ところが、一新会の重要メンバーであり、TPPを推進してきた海江田さんの擁立はいかがなものかといろいろ注文をつけたらしい。その結果かどうかはしらないが、海江田さんは、5人の候補者が揃った討論会で「TPPは慎重に検討する」と答え、趣旨を変えたことにどよ
まず以下の演説原稿をお読み頂きたい。 <曲がり角> 04年、今年は世界的にも日本にとっても大きな曲がり角にあります。歴史上日本は、目標が明確であれば厳しい条件下でもそれを達成してきました。しかし目標達成後、失敗した歴史があります。富国強兵を達成した後の軍国主義化による太平洋戦争への突入、経済大国を達成した後の官僚主導政治による財政破綻と急激な少子化がそれです。私達は自らの手で健全な日本社会を取り戻す新たな目標を定めなくてはなりません。目標とすべき日本の姿を模索する議論の中で、過去の日本の伝統的価値を見直そうという機運が強まっています。しかし参考にすべき日本的伝統とは何でしょうか。明治維新において、日本は列強に対抗して近代化を急ぐため、廃仏毀釈に象徴されるように神道イデオロギーを軸に天皇中心の中央集権国家を強引に創り上げました。当時としてはやむを得ない選択であったかもしれませんが、その結果、
参議院選を控え、民主党は今、マニフェストの作成を急いでいる。私は政権与党になったのだし、あまりマニフェストにこだわらなくてもいいと思っているが、今回は常任委員会ごとにある政策研究会(前は質問等研究会と変な名前で呼ばれていた)の衣替え、あるいは後述する3つの研究会の設置、その他政調廃止を巡るいろいろな議論の果てに、新しい仕組みの下、突貫工事でマニフェストの議論が行なわれた。山岡国対委員長の下、体育会系ばりの研修(?)が続いた後だけに、145人の1期生議員が喜び勇んで議論に参加していた。私は進め方が気になったので、時間の許す限り会合に参加したが、意見を堂々と言う姿は傍で見ていてほほえましい限りであった。 <不透明に決められた前回のマニフェスト> 今回のプロセスには前回のマニフェストの作成過程と比べると、大きな違いがある。前回も、マニフェスト制定委員会というのは一応あったが、直嶋政行政調会長(現
<目指すべきはプロの官僚の育成> 政府提出の国家公務員法等改正案と自民・みんなの党共同の対案が6日の衆議院本会議で審議入りした。与野党とも政治主導を前向きに出し、改革姿勢を競い合っている。私は、天下り禁止、幹部の降格のルール化等について両案がいろいろ工夫をこらしているが、これらの改革案には異論はない。しかし、両法案とも内閣人事局が幹部クラスの適格性を審査し、A省からB省へ柔軟に人事異動させんと規定していることは大反対である。政府全体の人事部局などまさに無用の長物であり、百害あって一利なしである。 一番の理由は、「事務次官の廃止により霞ヶ関を専門家集団に(10.03.05)」のブログで述べたとおり、霞ヶ関のプロ育成から大きく逸脱し、霞ヶ関の官僚を調整型ばかりの小役人集団の巣窟にしてしまうおそれがあるからである。 我々が霞ヶ関の人事を改善しなければならないのは、プロの育成に向けてであり、逆向き
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