Chapter 4 サイトのタイプ別にKPIツリーを考えてみよう Lesson 17 [KPIツリー] KPIツリーの作り方を理解しよう ○KPIツリーはKGIとKPIで成り立つKPIツリーはKGIとKPIで構成されており、KGIを頂点に置きます。KPIはKGIを分解して出てきます。 KPIツリーは、KPIのどれかを向上させれば最終的にKGIも向上することを図示したものです。上から順に1つずつ構成する要素に分解することでツリーを書き出せます。 ここでECサイトを例に考えてみましょう。KGIは「売り上げ」とします。売り上げを要素に分解すると、図表17-1のように「訪問者数」「購入率」「注文単価」となり、これらは掛け算で表せます。つまり売り上げを増やすにはこの3つのKPIのどれかを増やせばいいのです。また、「訪問者数」を分解してみると、「新規訪問者数」と「リピート訪問者数」になり、こちらは足し
少し前までの日本は大量生産大量消費の時代で、企業とユーザーの接点は限られていた。そのため、マスメディアでたくさんの人にリーチできれば商品は売れた。しかし、インターネットが普及してスマホが登場した現在では、企業とユーザーの接点は複数あり、その関係性も複雑化している。 企業がこれから勝ち残って行くためには、ユーザーが欲しいモノをリアルタイムに把握して、必要な人に必要なモノや情報を提供することが重要だ。そのためにはデジタルマーケティングが欠かせない。 しかし、デジタルマーケティングを組織全体として進めていくには、システムの改修や必要設備の導入、現場作業のフローの見直しといった大規模な投資が必要だ。一つの部門で対応できるものではなく、会社全体として取り組まないと達成できない。 まず企業がすべきことは、ユーザーとの接点(タッチポイント)で得られるIPアドレス、Cookie、メールアドレス、ソーシャル
アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、日本を含む9市場で各1,000人ずつ合計9,000人の消費者に対して、顧客サービスに対する意識や考え方に関するインターネット調査を実施した。 今年で6度目となる本調査は、日本のほか、米国、カナダ、メキシコ、イタリア、英国、インド、香港、シンガポールの計9つの市場における18歳以上の9,000人が対象。日本の消費者1,000人の回答を中心とした調査結果は以下の通り。 新規購入決定の際、「企業の評判」を最も重視する日本人新しい購入を決定する際、決め手となる基準として、日本、インド、メキシコでは「企業の評判」を最重要視する人が多く、他6市場では「友人・家族の勧め」(米国、英国、シンガポール)、「セール・販売促進活動(プロモーション)」(カナダ、イタリア、香港)が多くあがった。 日本市場での第2位は「オンライン・ソーシャルメディアの口コミ」(20%)
平野友朗氏(以下、平野): 担当者としていちばん大変な点は何ですか? 橋爪: 担当当初は、慣れていないので「メルマガに何を書くのか」、「どう書くのか」、それだけでも時間がかかり、大変でした。常に「今週中に配信しなきゃ」が頭から離れず、他の業務と兼務しているので時間に追われてそのまま金曜の夜になり、もう誰も読まない時間だろうなあと思いつつ「こんばんは」と文頭に付けて19時過ぎに送ることもたびたびありました。 平野: BtoBのメルマガは読者が会社で読むことが前提ですから、送信のタイミングは月曜から金曜です。朝に送れば、その日に読まれ、夕方以降に送れば翌日読んでもらえる。しかし、金曜の夕方以降に送っても、月曜朝の他のメールに埋没してなかなか読まれません。その1回分はムダになる可能性が高いですね。 でも同じことをしているメルマガの担当者が多いのが実情です。上司に言われたから、前任者から引き継いだ
「デジタルマーケターズサミット2017」の基調講演では、「創業100年の老舗企業SUBARUが、ボトムアップでデジタルシフトを果たした3つの方法」と題して、デジタルシフトを進めるために絶対に欠かせないポイントや周りを巻き込むコツについて紹介した。 なお、イベント開催時、SUBARUの社名は富士重工業株式会社であったが、4月1日付で「株式会社SUBARU」に社名変更したので、ここではSUBARUと表記する。 小さいチームがボトムアップでデジタルシフトを進めるにはSUBARUは、自動車のスバルだけでなく航空機関連の事業も展開している。そもそも、ルーツが中島飛行機という疾風などの飛行機を製造した会社だ。技術者には安全性を重視するDNAが組み込まれているという。 業績は順調に伸びているが国内シェアは5%程度と、自動車業界では決して大きな会社ではない。また、デジタル担当は安室氏ともう一人(しかも他チ
「Web担当者Forum ミーティング 2016 秋」では、サイバーエージェントの木村氏が 「データから見るSEOとUXの関係性と対策」と題して、SEOとUXの事例と対策について解説した。 SEOは、楽しいですか?今日のセミナーでは、「テクニカル的にこの施策を実行すれば、明日から数字が伸びます」といった魔法の杖的なノウハウは紹介しません 木村氏は冒頭から釘を刺したうえで、やや過激な問題を提起した。 近頃、SEOが面白くなくなってきている その理由として木村氏は、次の事実をあげる。 Googleは、昨年あたりから急速にアルゴリズムを人工知能(AI)をベースとしたものに変更してきている 人工知能はビッグデータからユーザー行動を機械学習して、その結果をアルゴリズムとしてフィードバックしている。つまり、Googleは人工知能を活用して、ユーザー(検索者)が満足するように検索結果をチューンしているの
今日は、「マーケティング業務に必要な知識」の調査データの情報をお届けします。ガートナーさんが調べたもので、上位は「企画・立案能力」「データ分析能力」「マーケティング全般の経験・知識」でした。 「マーケティング業務の変化に関する調査結果」を、ガートナー ジャパンが発表しました。 ガートナー、マーケティング業務の変化に関する調査結果を発表マーケ業務にもっとも必要なスキルは企画・立案マーケティング業務において必要なスキルに関する質問では、次のような回答でした。 「重要であり絶対に必要」と回答した人の多かった上位の項目は次のとおり。 企画・立案能力(72.1%)データ分析能力(62.4%)マーケティング全般の経験/知識(54.7%)社内調整力(53.1%)プレゼンテーション能力(43.5%)デジタル・マーケティング専門の経験/知識(36.1%)スキルの重要性でいうと、「デジタルマーケティングの経験
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) ネット通販のAmazonが通常配送料の有料化を発表し、Web界隈が騒然としました。さまざまな憶測が飛び交い、年会費を支払うことで無料が継続される「プライム会員」への移行を促進し、国内ネット通販市場を支配した後に、値上げを目論んでいるという「陰謀論」まで飛び出します。 「ユーザーを囲い込んでから会員費を値上げするに違いない」と、プライム会員費が当初の約2倍になっているアメリカを論拠に持ち出しますが、Web関係者に
――グーグルは、どういった意図でこの変更を加えたと考えますか? グーグルの考え方として、「PCとスマートフォンで何か異なることをする」というものはありません。広告においてもオーガニックにおいても変わらないグーグルのスタンスです。従って、PCでもスマートフォンでも同一のUXを提供したかったのではないかと、私は考えていますし、実際に多くの人がそのようにコメントしましたよね。 とはいえ、UX統一だけを純粋に狙った変更なのかというと、それはそうとは言い切れないでしょう。 広告枠数は減らしましたが、この変更によりグーグルに入る収益は上がっていくと考えるのが自然です。少なくともグーグルは「UXが高まればAdWordsの売り上げを減らしてもいい」と考えてはいないと思います。 広告表示が9%減少、クリックも5~7%減少 右広告枠はもともと弱かったので影響は限定的――この変更は、広告主にとって良いことなので
いくらWebサイトの良しあしを外部からほめられたとしても、お客様にとってわかりにくければ何の意味もない。 文章がいくら正しく書かれていても、お客様に伝わらなければ意味がない。 そう話すのは、ソニーが15年前に損害保険業界に参入し設立した「ソニー損保」のコンテンツ企画部長の片岡 伸浩氏。ダイレクト販売を旗印に保険業界に参入する企業として「企業のためでなく、お客様のための保険会社」だというメッセージを伝える必要がありました。そこで、今回はそのメッセージを伝えるために、ウェブを通じてどのような取り組みを行っているか片岡さんに伺いました。 コンテンツ企画部で作った行動指針「わかりやすさのその先へ」保険という商品はもともと複雑な商品で、お客様がすべてを理解したうえで契約しようとすると、かなり広範囲な知識が必要となります。お客様にとっては、「難しい」と思われてしまう商品かもしれません。言い方を変えれば
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